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この努力は無駄になるかもしれない

このnoteは、来年フランスの大学院への留学を目指す社会人の準備記録です。


このnoteを綴り始めてから早くも4ヶ月が経過したので、ここでこの1か月の振り返りをしたい。

ゆめはでっかく


【停滞】TOEICの点数が上がらない

今年の夏に渡仏を決意した。これからどんな風に生きたいかを考えたときにうっすらと起業が頭に浮かび、まずはアントレプレナーシップについて学んでみたいと考えた。大学院でマネージメントプログラムを学ぼうか。その後迷走しつつ、ビジネススクールのMBAプログラムも視野に入り、挑戦しようと決めたが、その時すでに10月後半を過ぎていた。いろいろ調べた結果、MBAは「授業は英語」で「出願の際に英語力の証明が必要」だという。以上がTOEICの勉強をはじめた簡単な経緯だ。

10月末に1回目のTOEICを受験した。私が出願予定のビジネススクールが求める最低ラインは850点だが、10月時のスコアは720点だった。

今思えばどんな調子だと突っ込みたくなるのだが、この調子でいけば、12月には余裕で850点獲得できるだろうと根拠のない自信と共にここまで来てしまった。

しかし実際、そんなに簡単に英語が上達するわけがない。これまでの英語学習(9月にサブスクを始めたスタディサプリのTOEIC版をひたすら解いている)時間は70時間。スタディサプリのコンテンツを利用して何度か模擬試験を受けてみたところ、常に85%前後と高い水準をキープできたのだが、それは本番通りの制限時間をしっかり設けなかったからであり、2時間を通しでやってみると、80%を維持するのも難しそうだ。12月の中旬に1度TOEICを受験し、クリスマスまで結果待ちの状態ではあるが、手ごたえは正直、10月の時とそれほど変わらなかった気がする。

そして今週末にもう一度TOEICを受験予定。当初、スコア獲得のための勉強を頑張るのは年末まで、受験もこれが最後のチャンスと決めたのだが、もしかしたら長期戦になるかもしれない。そもそも、TOEICのリスニングとリーディング対策だけでビジネスに通じる英語力が身につくわけもないのだが。

【停滞】GREの勉強も進まない

フランスのビジネススクールではGRE(ジー・アール・イー)という、主に欧米の大学院受験に必要な試験のスコアも求められており、TOEICと同時進行で準備している。この試験は国語と数学、作文のパートからなるのだが、英語がネイティブの大学院受験生も受ける試験なので、この試験に出題される英語の質がTOEICのそれとは異なり、鋭意苦戦中。同時並行の相乗効果はほとんどなく、全く異なる科目を学んでいる気さえしている。

GREは年末に初受験。しかしこの一か月も結局、ビジネススクールへの出願手続きや、出願後すぐに受験が必要な後述のKira Talent試験対策、また推薦状提出手続きなどに時間を割いてしまい、結局、勉強時間の確保ができなかった。

実は現在、短期間であるが休職している(正式には年次休暇を消化中)。しかしGREに求められる能力は、ほんの1週間頑張ったところで培うことは難しそうな気がしている。こちらも年をまたいでの長期戦になるかもしれない…。

【停滞】インタビュー&エッセイの受験日を延期してもらった

早期出願の理由

ビジネススクールへの出願は早い方がよい。
なぜなら多くの学校で早期出願割引があるから。また、スクールの選考は早いところで9月頃から段階的に行われる一方、受験生の出願のピークは1~2月なので、受験生の出願数が少ないうちに手を挙げたほうが合格する確率が高いから。

物事の順序を無視し、準備が不十分な状態で出願だけ済ませてしてしまった。そういえばこの2週間くらい、MBA進学のカウンセラーと連絡をとっていない。

これはスクールの担当者が出願だけでも早めにした方がいい、英語やGREのスコアなどは後でで構わないから、というアドバイスを受けての判断だった。きっと少しでも多くの学生をキープしておきたいのだろう、本当にその学生が優秀で投資に値する人物であればの話だが……

しかし、出願後に受験するオンラインのインタビューやエッセイ執筆の試験が出願から1週間以内で受けなければならないことを知らなかった。スクールの人からすれば、未来のリーダーたるものインタビューや作文くらいいつでもどこでもこなせるだろうという認識だったのかもしれないが、私は本当に英語が話せない。

英会話レッスンを開始

今月に入ってオンラインの英会話レッスン(ビズメイツ)をはじめてみたものの、口から全く話が出てこない状況を鑑み、割引適用をあきらめる代わりにこの受験を先延ばししてもらうことに。

オンラインレッスンといえば、ここ最近は毎日22時、人事研修経験が豊富で英語教授資格のある先生にお世話になっている。彼に「来年9月にビジネススクールに行く」と伝えたところ、この状態でこいつ大丈夫かとも言わんばかりに心配された。それくらいに私は英語ができない。そんなわけで毎回とても熱心に指導&激励してくださり、感謝している。フランスに渡航際はフィリピンに立ち寄り(シンガポールには寄る予定)、彼に直接お礼を言いたいくらいに感謝している。でも先生に感謝したところで英語力が飛躍的に伸びるわけもないので、今は地道に頑張るしかない。

なんだか焦ってばかりで結局、何も進んでいない結果となり、私バカじゃないの、と、自己肯定感が一時ぼろぼろになった。

【進展】推薦状をいただいた

こんな状態なので、出願済みのスクールのほかにあともう一校、フランスの商業系エリート御三家のうちの1校にも受験しようと思っていたのだが、いやいや待てよ、と今更ながら現実を直面し、だいぶ後ずさりしている。

ただしMBA受験を通して自己肯定感ダダ下がりの日々の中で、唯一、受験を決めてよかったと思えたこと。それは最難関だった推薦状をいただくという経験だ。

悩んだ末、私をよく知る上司と、仕事ではないが長年続けているお稽古の師匠に事情を打ち明け、推薦状の作成をお願いすることに。

打ち明けるまでやはりかなり緊張していたが、自分の現状や思いを共有できた、その過程を丁寧に辿ることができてよかった。

ただ、もしかしたら結果が伴わないかもしれない。
そんなことを言ったら師匠は一言、「甘えるんじゃない」。はい。

【結論】MBA無理かもしれないけれど

先日、久しぶりに大好きなワインを飲んで、憂さ晴らしをした。

今読み返すと恥ずかしいが、酔っている時にXに投稿したつぶやき。人生の冬。この後の投稿でやるしかないないなんて豪語して自分を鼓舞したつもりだけど、その一方でなんか無駄かも、とも思ってしまう。

貴重な休みや資金を充てて、いろんなことを我慢して他に使いようのない中途半端な知識を蓄えながら自滅に向かっている気がするのである。

動物は冬眠して力を温存する。
植物も寒さに耐えながら、春に芽吹く準備をする。
冬というのは、きっとそんな時期だ。厳しい寒さに負けてはいけない。応援してくれる人が少ないながらもいるのだし。

「やるしかない」

最近同じことを繰り返して言葉の持つ効果が薄れてしまっているような気がする。
これはまだまだやり切れてない証拠である。
甘えてはいけないね。

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