見出し画像

地球になって考える

前回の記事「地球の声を聞きたい」の続きです。

地球の声を聴くためには、2つのプロセスがあると思います。

1つ目は、相手をよく知ること。
2つ目は、自分が相手に"なりきる"こと。

この2つのプロセスを通して、地球の声を聞けるようになると思います。

1つ目の相手をよく知るというのは、ある種の生きものが

どんな環境で暮らしているのか。
どんな生き方をしているのか。
何を食べているのか。
どんな行動をするのか。
世界の中でどんな役割を果たしているのか。

といったことを知るということです。
また、知識だけでなく、よく見て、聞いて、(相手が嫌がらないなら)触れて、自分の体全体をとおして相手を知ることが重要です。

2つ目の、相手になりきるというのは、1つ目で知った知識を踏まえて、自分がその生きものになってしまうということです。

相手になりきる。
自分が相手そのものになることで、相手の気持ちが分かってくるんです。どんな喜びを感じているのか、どんな痛みや苦しみを感じているのか。そうしたことが分かってきます。
今まで聞こえなかった声が聞こえるようになってくるのです。

突然ですが、私が、今、気になっているアニメで『地球少女アルジュナ』という作品があります。
2001年のアニメです。

この地球少女アルジュナを作った河森監督は、インタビューの中で、相手を知るために自分自身が木になり動物になることが大切だと語っています。
自然そのものになって、自然を考える。そうすることで、草たちや虫たちの痛みや叫びを聞くのだと。そうすることで、自然を理解するのだと。
私も全く同感です。
自分が自然に"なる"ことで、地球の声を聞くのです。

インタビューのページへのリンクの貼り方が分からないので、URLをコピペしておきます。このインタビュー記事は、他にも大切なことがたくさん書かれていて、非常に考えさせられます。

http://cepajapan.org/column/870


地球の声が聞こえるようになると、生きものの視点で物事を考える力が身につきます。
そして、この力が身につくと、生きものへのやさしさの心が育っていきます。
そのやさしさの心は、人が地球でよりよく生きるための力に繋がっていくと思います。

例えば、人間は除草剤や農薬を使うけど、地球の声が聞こえるようになると、化学薬品で死んでいく草花や虫たちの苦しみが分かるようになります。
その苦しみが分かるのならば、薬品など使えないと思います。
地球の声が聞こえるようになれば、生きものを害獣・害虫と称して殺したり、化学薬品を垂れ流すような生き方がおかしいと気づくと思います。


最近だと、アニマルSDGsという本が出ています。
動物になりきって、動物の視点からSDGsを考えようという本です。
人間の視点からだけでなく、動物の視点からSDGsを考えることで、本当の持続可能な生き方を見つけようという本です。
私はまだ買えていませんが、その内購入する予定です。購入したら、感想を書きたいです。(例によってAmazonへのリンクの貼り方が分からない)


地球の声が聞こえる人が増えるといいなぁと思います。
生きものと分かり合える人が増えれば、世の中変わると思うんですよ。
草木の痛みが分かる。魚の苦しみが分かる。熊の悲しみが分かる。虫の喜びが分かる。鳥の幸せが分かる。
こうした人たちが増えれば、きっと生きものたちとの幸せな共生が可能になると思うのです。

私は書くのが下手なので、書いたことが伝わっているか不安ですけど、共感してくれる人がいると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?