不純物こそ魅力
不純物は通常、本来の物質から如何に取り除くかというような、雑多な混じり物扱いかもしれません。
しかし、それらが内包されているからこそ個が引き立ち、唯一無二の景色と魅力を放つ天然石も大変興味深いものです。
水晶が成長する過程において、様々なものを包み込み、それらをそのままに見せてくれる様子は、眺めていて飽きることがありません。
これらは、少しずつコレクションしてきたパイライトインクオーツ、プラチナルチルクオーツ、ガーデンクオーツです。
この自然が織りなす美しさと力強さを、どのように身につけられる形に仕立てるか?
久々に手に取り、太陽の日差しが入り込む部屋で考え始めたら夢中になっていて、随分時間が経過していました。
天然石の不純物が個の魅力であるならば、もしかして我々人間も、年齢を重ねながら成長する過程において、様々な混じり物を心に抱え込む苦楽は、必要不可欠な不純物かもしれません。
そしてそれが自分らしさや個性の大切な要素になっていると考えると、捉え方も変わってくる気がします。
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