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未知なる素晴らしい映画体験をしたゾ。皆さんも、是非体験すべし!

既にご存じ、体験済みの方には失礼しました!
サイレント映画を生ピアノ演奏で愉しんできたのです。

話しには何度となく聞いて知ってる。
映画の形式、キートンの名前。
でも、キートンの映画を通して観るのは初めてだし、それをピアノ生演奏の音楽付きで観るのは初めてだった。

超~新鮮!
超~斬新!
映画の歴史一回り、二回り周って新しい映画体験をできたよう。

今回の企画は神戸元町の元町映画館のサイレント映画企画20回目の企画だそう。上映会ラストの日とあって、最後にはライブトークがあったが、実はサイレント映画とライブ演奏会は意外と開催されているそうな。
迂闊!!!

知らんかったがな!

ミニシアター巡りはそこそこしていたが、元町映画館は何故か漏れていたのだ。
liveシアターは元町映画館に限ったことではないそうだが、自分とは何故か縁が遠かったようだ。
これだからミニシアターはオモシロイ。それぞれに個性を持っていて、自分達なりの強みを発揮している。ミニシアター運営側は「強み」とは恐らく言わないだろうが、苦労して考え工夫した結果の企画や育てた企画、長年続けている近所付き合いなどミニシアターなりの生き方はまさに「強み」といっていいだろう。

さて、映画の話に戻ろう。
「キートンの大列車追跡」は観てみるととても完成度が高く感心した。「昔の映画」なんて言い方で馬鹿にしたらトンデモナイ!
この映画からパクったであろう場面の連続である。映画だけじゃなく、舞台も影響を受けているであろう。ジャッキー・チェンが場面をパクッテるのは有名な話であるが、その身体能力の高さも大前提にある。笑いを生む前に「それができるんかい!」っていう飽きれとそして笑い。
政治批判やlove&ピース、アクション、笑い、誤解と和解、go&back、単純だけど全部を盛り込むとめちゃくちゃになるところをとてもきれいにまとめあげ、あの時代にそんなことできちゃうの?っていう物品破損まで。
これは、沼にはまる気配が…。

今回、映画とは別に感心したのは、この映画の企画に子どもを連れてきたお母さんが居たことだ。
素晴らしいお母さんだ。
何と素晴らしい教育体験だろう。
今回は、ピアノ演奏だけで話す人(弁士?)はいなく字幕だったが、読めなくても関係ない。子ども達はゲラゲラ笑っていた。
それでいいのだ。
この映画には、ゲラゲラ笑うシーンが数多い。しかし、分からなくとも考えさせられる部分も多いのだ。彼らはこの日の記憶を保ち続け、分からなかったシーンについても後に考えるようになるだろう。
それでいいのだ。

このような素晴らしい母親さんが今後多く居ることが日本を救うんじゃないか、と意外なわき道にそれたりする。w

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