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2023年ラグビーワールドカップ雑談をしよう[タックル編]

まだまだ中盤戦だが、面白い試合も、プレーもでてきている。
流石ワールドカップ。
今回は、タックルに着目して語ってみたい。しかもド派手な激しいタックルではなく、小技の利いたピンチを救ったタックルについてだ。

開幕戦ではオールブラックスは負けてはしまっているが、その中でも秀逸なトライセービングタックルがあった。誰もが知る天才オールラウンダーのボーデン・バレットをスタンドオフからポジションを奪ったファンタジスタ「リッチー・モウンガ」の技ありトライセービングタックルだ。

前回大会でもモウンガは南アにトライセービングタックルを開幕試合でやってますね。「神」ですね。
残念ながら、今回大会ビデオでは探せなかった。

彼はもう有名すぎるので、そして実績もあるのでそれほど語るものはなく、先日行われたオーストラリアvsポルトガルの一戦でのアンドルー・ケラウェイのトライセービングタックルの凄さだ。
彼はまだ若く本来はWTBが主だがこの試合ではFBで出ていた。今大会オーストラリアは調子悪く、いい試合が出来ていないが、この試合では光が見えたのではないか。

このダイジェストだと1:48くらいであまりキチンとは見られないがそのシーンがある。
・ポルトガルの選手がタッチ際ギリギリ沿いに走りトライ姿勢に入る
・横から矢のようにケラウェイ選手がタックルに入る
・初めはボールに手をかけようとする
・失敗するとつかまえライン外に一緒に押し出そうとする
・その際相手の膝をラインに押し付けようとする(タッチにする)
・膝作戦が失敗するとつかまえた状態で外側にローリングに入る
以上で結果的にトライでなく、タッチに出たと判定されるわけだ。
その動作と判断の秒数たるや0.000(わからん)秒だろう。

前述のモウンガの場合は、タックルと同時にボールをパンチングして相手にノッコンを誘うという正確さ。ケラウェイは、それを狙いつつ、失敗したら次の手を考えていて実行して、更に成功させている。
恐るべし、ケラウェイ。
特に相手の膝を抑えようとしてタッチを踏まそうとしていたのがスローで見て取られたときは手が震えた。

彼は若い頃から注目されワラビーズに抜擢され、それなりに結果を出してきた。顔は田舎の兄ちゃんのハンサム系。いいヤツっぽい。
これからも注目していきたい。
ワラビーズのWTB(バックス)は伝統的にオモシロイ。
早く強く復活することを願う。

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