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知ればもっと好きになる雲の話

こんにちは。

空に浮かんだもくもくとした雲を見たとき、ちょっとだけ童心に帰れる気がしませんか。

私は小さい頃本気で雲に乗りたいと思っていました。
ハイジのオープニングで雲に乗っている場面があるんですが、これはまさに理想的ですねぇ

これです。ぷかぷか。
まぁ実際には雲は水の粒の集まりなのでこんな風に乗ることはできないんですけどね。
これまで人類は空に向かって色んな挑戦をしてきましたが、雲も私たちにとって永遠に憧憬の対象なのかもしれません。

雲には「うろこ雲」や「ひつじ雲」などがありますが、その種類は大まかに10つに分けられます。今日はそれらを分かりやすく(簡単に)まとめていきますね。馴染み深い別名の方もカッコ書きにしておきます。

これから雲を眺めるのがより楽しくなりますように。

①巻雲(すじ雲)

ハケで伸ばしたような、繊維状の雲です。
鳥の羽毛のようにも見えますね。
雲の中で最も高いところにできる雲です。

②巻積雲(うろこ雲、いわし雲)

小石のような小さい雲が群れをなすようにきれいに並んだ形をしています。
日本では、この雲が見られると天気が悪化すると言われています。このような言い伝えを「観天望気」と言いますが、気象学的にはどうなんでしょう。

③巻層雲(うす雲)

空に白いベールをかけたように広がる雲です。
太陽光が通り抜けるほど薄いため、肉眼で見ても空との区別がつきにくいです。

④高積雲(ひつじ雲)

丸い雲が羊のように並んでいる雲です。
巻積雲との見分けが難しいですが、高積雲の方が一つ一つの雲の塊が大きく、雲のできる高さは低いです。

⑤高層雲(おぼろ雲)

灰色の層状の雲で、空全体を覆うことが多いです。
この雲が出ているときは太陽や月がすりガラスを通したように霞んで見え、そのような月が見られる夜は「朧月夜」と呼ばれます。

⑥乱層雲(雨雲)

別名の通り、雨や雪を降らせる雲です。
暗い灰色で、むらがほとんどないのが特徴です。
高層雲とは違って太陽や月を完全に覆い隠すので、雲の向こう側は透視できません。

⑦層積雲(くもり雲)

画像は上空から撮ったものですね。
大きな塊が群れをなし、層状、またはロール状になった雲です。
高度が低いので、太陽光を遮り、美しい自然現象をもたらすことがあります。見出し画像の雲は、この層積雲です。

⑧層雲(きり雲)

山の麓に広がっている方の雲です。
雲の中で最も低い場所にできる雲で、峡谷では画像のように雲海と呼ばれる現象を発生させます。

⑨積雲(わた雲)

垂直に発達した、離ればなれの厚い雲です。
太陽光が当たったとき、明るい部分と暗い部分がくっきりと現れます。

⑩積乱雲(かみなり雲、入道雲)

垂直にいちじるしく発達した、塊状の雲です。
雲の中で最大で、この雲による降水量は乱層雲の比じゃありません。
雲の中で静電気が発生すると、雷の原因となります。

はい、以上の雲が「十種雲形」と呼ばれているものなんですが、名前も似ているし、違いもややこしいですよね。ちょっとまとめておくと、まず出現高度に関しては、

頭に「巻」がつく雲→上層(5~13km)
頭に「高」がつく雲、乱層雲→中層(2~7km)
頭に「層」がつく雲→下層(地表付近~2km)

ざっとこんな感じです。
次に、形に関しては、

「積」のつく雲→もくもくしている
「層」のつく雲→横に長く広がる

大雑把ですが、こんな感じに分類できると思います。参考までに。

今回は雲をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。面白かったと思ったら「スキ」してもらえると嬉しいです!

読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回。

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