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好きな人を忘れられないひとへ 恋は月見草のように 

 みなさん、こんにちわ。ご訪問してくださり、ありがとうございます

 9月も終わりに近づき、涼しくなり、夜風が身に染みます。そんな、秋の風に、ふとひと恋しくて、淋しくなったり…… そんな季節

 めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半(よは)の月かな 紫式部

 9月は旧暦で、長月といいます。夜の時間が次第に長くなる「夜長月(よながつき)」からきたという説が
有力です。

 みなさんには、失恋した相手や、哀しい、お別れをした相手など忘れられない人はいますか。

今回は秋の夜長の閑話休題

会えなくなってしまった
恋人=夜半の月についてです。

 筆者は、社交的な方ですが、なぜか、
1人の相手を好きになると長くなってしまいます。

 逆に言えば、1人の人を好きでいることでは、
大多数の人と比べてプロフェッショナルです。

 なので、本日は、ネットにたくさんあるモテ
プロと異なるプロ視点からの記事を書きます 笑
 
 自己紹介に書いたように、筆者は、鬱になる前に人生で初めての、喧嘩別れを経験しました。その後悔が大きく圧し潰されそうになりました。

 いろいろな人間関係が複雑にもつれた結果、追い込まれた筆者が、相手につい怒りをぶつけてしまったことが直接の原因です。

 当時は、ネットで、「好きな人  忘れたい」「好きな人  思い出してしまう」などと何度となく検索してみたものです。

さて、どんな記事があるでしょうか?

【好きな人を忘れる方法10選】、
「心理学から導く好きな人を忘れる3つの方法」
たくさん出てきます。内容は以下のような感じ。

 1.相手の連絡先を断つ(接触を避ける)
 2.新しい恋愛をする、他に熱中できることを見つける。
 3.信頼できる人に話す すべて感情を吐き出す

 先日、恋バナをしていて、昔の恋人は、死んだことにしているという話を聞きました。ところで、みなさんは人は何人殺しましたか?笑

 わたしは、自分から、好きになった相手が3人います。全く後悔がない相手は、そのうち、連絡先を消さなかった1人だけ。もし好きという感情がないとしても、そこには後悔があります。

 恋愛感情がなくても、後悔があると
スッパリ忘れられない。
 
 だから、そういう記事を読むと、なんか悶々とします。もんもんもんとする。あるとき、気づきました。

 考えてみてください。恋愛コラムは、恋多き
イケてるひとたちが、連載しています。

 そういう人は、大抵、次の恋へのスパンが速い。そうでないと、いろんな状況、相手への相談に応えられる経験値が貯まらない。悩めるボーイズ&ガールズを惹きつけるコラムなんて書けません(だから躊躇なく相手を殺せます)。  

 次の打席に素早く立てる人たち、筆者は、バッティングセンター系(お金を入れたら30秒間隔で次のボールが来るので)と呼んでます。

 逆に、好きな人を忘れるっていう相談内容は彼・彼女たちの苦手分野です。彼らの恋愛は体育会系。

 その恋が人生を変える一冊の本であるかのように、1つの恋に長く留まるわたしたちは、どうするのが良いのか。

 1の相手を遮断するという方法は、経験が生々しすぎてその中に入っていくのがしんどい、怖いときの対処療法

逆に言えば、相手との上手くいかなかった関係性を人生の宿題として積み残してしまっている状態です。

 相手の非が大きいケース、もう関わりたくない。全然、相手、殺しましょう。でも、「後悔」があるなら、長い人生の中で、出来なかった課題は、もう一度、必ず自分に返ってきます。

(フロイトは「反復強迫」って呼びますが、ヒトは失敗した課題やトラウマを別の関係性や状況の中に再現してしまう生き物です)

この反復警察、自分の心の中にいるから、しつこい
必ず捕まえにきます。

 この愛情の「反復強迫」から何が言えるのか?

 会えない誰かをずっと好きでいる人(恨みなどマイナス感情も)は、相手を課題や乗り越えられない壁に見立てて、欠け落ちた解けない課題に<執着>してしまってる状態です。

 反復して、苦しさの中に愉しみ、享受している。


 「産湯とともに赤子を流す」という故事があります

  この場合、関係性を抹消することで、必要な課題を殺していることもあります。これでは、反復している内容にずっと気づけず、同じトラウマを繰り返してしまいます。

 では、どうすればいいのか、最も効果的方法は、時間はかかりますが、信頼できる人に話す。
すべて感情を吐き出すというものです。

 そして、吐き出したものを、もう一度、関係した相手やいろんな人の視点から見直してみる。時間を置いて、自分が安全な環境に置かれた後に、遮断した関係性の中に、きちんと入って語り直しをやってみることです。

 どうせ忘れられないなら、牛ぐらい
反芻してストーリーテラーになってください

 起こった事柄を、ストーリーとして語り直した上で、「経験」「関係性」という生きた血肉のなかに、必要な時に、出入りできるようにする。
 すると、真剣な想いであったほど、辛い経験が血の通った人生の辞書として、自由に使えるものへと進化します。

 人間は、サンクコスト(それまでに投資した労力)が大きいほど、それを回収したいと思う生き物です。それが関係性に<執着>が生じるもう一つの大きな理由です。

もう草、食べたくないってぐらい噛みまくってください。

 もし、忘れたいほど、しんどいのであれば、反対に、徹底的に語り直しを行ってください。自分にとってのプラスを引き出せるように、噛む中で、投入したサンクコストを回収してください(言い方ドライやけども笑)。

 その相手との関係性が仮に、マイナスで、もう会うことはなくとも、自分の人生には、確実に活きます。

 これは、恋愛に限ったことではありません。

 筆者が鬱になった原因は、間接的には失恋でですが、恋敵である相手が、「陰口」を言ったり、
都合の良いように、根回しと情報操作で、筆者を
サークルから排除しようとしたことにありました。

 彼は、自分が輪の中心にいたいやや独善的な人間でしたが、恋愛など利害対立している人間以外(他の利害対立する人にも陰口を言っていた)には、分け隔てなく接する面倒見の良い兄貴分なところがありました。そこは素直に、彼の美点でもあると思います。

 正直、当時は、そのせいで、親友を失って、研究も出来なくなったので、絶対に許せないという恨みに近い感情を生まれて初めて抱きました。

 ただ、至らなかった点があったことは、自分も彼も、同じです(彼には彼の視点からみた言い分もある)。

僕は、彼との出会い、関係性からも多くの血肉を学んだので、今は、その相手も同じように、失敗の経験を誰かのために活かす人生を選択していてくれればという思いだけです。(恨みもないし殺してないです笑)
 
 以上、最後まで読んでくださった方ありがとうございます。長くなったので
「執着を捨てるために、向日葵より、月見草のような恋が理想」本題のテーマは後半に書きます。 


 


 



  

 


 

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