漫才書いたよ!読んでみてね!
漫才「子供の頃」
はいどーもー。お願いしまーす。
いやー、しかし僕らも大人になってしまいましたねえ。
いやほんまですよ。あなたもう何歳なりましたか?
えー、もう21歳と7ヶ月になります。
あ、それ赤ちゃんだけなのよ。ヶ月までゆうやつ。普通に21歳でええから。
いやー21歳かー。んでお前が今はたちやろ?てことはあれか。俺が一才の時にお前生まれたってことになるんか。
いや、誰が1歳差でそれやんねん。一回り世代に差がある人がする会話やわそれ。
そうなん?
いやてか、そんなんはええねん。大人になったなーゆう話や。
なりましたねえ。ほんで大人になったらあれですね。考え方とかもだいぶ変わるね。
あー確かにね。そういうことは結構あるね。わかるわ。
そう、憧れてるものとかも昔と今で全然違うもんな。
あー憧れてるもの?
おん。俺な、昔めっちゃ憧れてたものがあったんやけど、大人になった今考えたら、あんなもんの何がよかったんやろって思うんよなー。
あー。まあ子供んときってなんでもすぐにハマったりするもんな。どうせあれやろ?仮面ライダーとかスーパー戦隊とかそんなんやろ?
いや、あのー太宰治。
しっぶ〜。え、しっぶ〜。お前子供ん時太宰治に憧れてたん?
おうそうや。
めちゃくちゃ早熟やん。子供の時にもう太宰の良さわかってたんかいお前。
まあ、今思えばしょうもないけどなぁあんなん。
いや、そんなことないわ!愛好家たちにブチギレられるぞお前。
そうかなあ。
いや、太宰治に憧れてたんや。珍しいなあ。え、じゃあ逆にさ、今お前が憧れてるもんってなんなん?
サッカー選手。
いや逆やろ!お前。めっちゃ少年の憧れやないか。どんな人生歩んだらそうなんねん。
普通に生きてたんやけどなあ。
いやどないなっとんねん。
あ、そういえば僕ね!前居酒屋行った時にね!
おうなんやねん急に。
お通しってあるじゃないですか?居酒屋って。でね、そのお通しを店員さんが僕らに出すん忘れてたみたいなんですよ。んでそれをレジでゆうたらね、すいませぇんお客さん〜ゆうて、お通しの分のお金はいいですよーなってん。だから結果的に僕らなんもゆうてないのにお通しカットにしてもらえたんですよ!
・・・
今僕ができる中で一番どうでもいい話しました。
なんでそんなことすんねん!!急にめっちゃ喋ったかと思ったら。時間返してくれやほんま。
いやそういうことですよ。
は?なにがやねん。
いくら願っても過ぎ去った時間は戻ってこないんですよ。大人になるって怖いねえ〜。
いや、もうええわ。
どうもありがとうございました。
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