授業でフィリピンと日本の違いを学ぶ。日本のおかしいところ。

学校の食事に飽きはじめ、日本から持ってきたふりかけを愛用しながら毎日過ごしています。

私の学校ではウリ?を使った料理が多くて、手を変え品を変え登場する。

肉料理も毎日出るんだけど、多くは骨付きチキン。そしてものすごく食べづらい。もともと骨付きチキンが好きなわけではないので、夫にあげてます。

韓国資本の学校なので、料理によってはスパイシーかノンスパイシーを選ぶことができるのだけど、スパイシーもそこまで辛くない。というよりまず、韓国人学生が驚くほど少ないw


今日はついに木曜日。明日で夜の外出禁止令が解かれる!でも週末にあと8時間勉強しなければいけないのだけど、、、

とは言っても、週末に翌週の授業の予習を進めておくことの大切さを学んだので、ペナルティとは言え前向きに取り組みたいと思います。


ほとんどの先生が授業のはじめに「Happy Monday~」「Happy Thursday~」と言っているのだけど、日本にない習慣だから新鮮に感じる。

金曜日に華金!という感覚なのかな…でも月曜日からハッピーというのは少し違うような…。


先生たちと話していると、自由に楽しく生きてるなーと感じます。

担当の授業がすぐに帰るし、休み時間には何かしら食べてるし(笑)、ゲラゲラ笑ってるし、日本のストイックな環境では見られない光景。


授業のひとつに、あるテーマに沿ってプレゼンしたり意見を言う授業があるのだけど、最近はテーマから脱線してフィリピンと日本の文化の違いについて話したりして、けっこう楽しい。

例えばメイク・美意識問題。

フィリピン人はみんな二重でハッキリした顔立ちだから、厚化粧をしすぎるとそっち系の人と思われるから、みんな超薄化粧。口紅以外はすっぴんの人が多い。

髪の毛も、ドライヤーするのは美容院に行ったときだけ。乾ききってると「シャワー浴びてないの?」と思われるから、少し濡れてるくらいがちょうどいいらしい。

いっぽう日本人は、シンプルな顔立ちのコンプレックスからか、まつエクをはじめちゃんと化粧をする。社会人に至っては、マナー研修で「すっぴんで仕事に行ってはいけない。マナーとして化粧をしましょう」と言われるぐらい。

ドライヤーも、1000円台の安いものから美容院で使われているという3万円ちかくするような代物も存在する。

日本人の私にとっては全て当たり前として染みついていたことも、国の外に出てみると可笑しさに気づかされる。


あとは、移民・ハーフ問題。

フィリピンはスペインやアメリカをはじめ植民地時代が長かったせいでいろんな国の人が住んでいる。私の先生も、ひいおばあちゃんは日本人だと言っていたし、学校に行ってもハーフの子がたくさんいるのだそう。

先生の見解によれば、フィリピン人どうしの子供より、他国の血が混ざったほうがイケメンと美女が生まれるらしい。真相は分からないけど(笑)

いっぽう日本だと、ハーフは珍しく時にはイジメに遭うという話も無くはない。親戚を見ても外国人と結婚している人はいないし、祖父母世代があまり良く思っていないような気がしている。


そのほかにも、ストレスについて話した際には、東京でのストレスまみれの生活を話すと「オーマイガー」「クレイジー!」と驚いてました。

日本人は、子供を育て上げるのにいくらかかるとか、マイホームを持つのに35年ローンを組んだりとか、先のことを常に考えて生活しなければいけないけど、フィリピンでは今日楽しければいいや!という精神なのだそう。

全ては神がなんとかしてくれる、というフィリピン風のおおらかなキリスト教の影響もあるみたいです。


街に出かけても、未完成の道路や、営業してるのか怪しいボロボロの建物があったり、大量の電線がむき出しになってたり、排気ガス臭かったり、イメージの通りのフィリピン。

雇用も安定していなくて、決して豊かな暮らしとは思えないけど、住んでいるフィリピン人はみんなフィリピンが大好き。明るくて、にぎやかな彼らを話していると、幸せってなんだろう…と考えてしまいます。

日本は、インフラが整っていて、安全で、生活するにはとってもいい環境。でも、「日本のことが好き?」「毎日幸せ?」と聞かれて即答して「イエス!!」と言える人はどれくらいいるのだろう。


改めて国外に出てみると気づかされることがたくさんあります。

英語力は2週間じゃほとんど変わってない気がするけれど、日本に対する見方や他国への興味が湧いてきているのを感じます。



人生いろいろありますが、今しかできないことに挑戦していきます♩