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明るい未来がほしいと願うのに、自分はあまりにも無力だ。

2022年2月24日。
冬季五輪が閉幕した直後、ロシアのウクライナ侵攻が始まった。

「宣戦布告」「開戦」という文字を見ると、どこか遠い国の話のように思えてしまう。

けれど、実際にいま、世界のどこかで確実に起こっていること。私たちは知る必要がある。


ロシアのこともウクライナのことも世界情勢も、実際に理解しているわけではない。私が生きてきた間にも、世界のどこかで戦争や内戦は起こっていたし、なにもウクライナ侵攻が人生で初めて目の当たりにするニュースではない。でも、今日はすごくザワザワした。


もうすぐ29歳、結婚4年目。一般的にはそろそろ子どもを設けることを考える時期かもしれないけれど、私はあまり前向きではない。まだ自由の身でいたいという理由もあるが、この先の未来が子どもが生きていくにはあまりに過酷すぎると思うからだ。自分がもし、2022年に生を受けたとして、20歳になった2042年にはきっと絶望するだろう。…そう思ってしまうから。

絶望するだろう、と思う理由はいくつもあるけれど、やはり気候変動や戦争など、人間の手によって生まれている問題が深刻化しているから。深刻化しているか、は主観かもしれない。けど、楽観視できるとは到底思えない。

そして戦いの火蓋が切られた今日。いったい世界はどこに向かっているのだろう?
夫に聞いても答えが出るわけはないけど、「この戦争はどうなったら終わるんだろう?」と聞いてみた。
そしたら、ロシアが手を引くか、ウクライナがロシアに降伏するしかないんじゃない?と。ああ、絶望だ。


世界はSDGsやサステナブルに躍起になっているけど、それが実現された未来には何があるのか。こんな戦争が勃発しているようでは、そんな世界が実現する日は来ないんじゃないか。

私が子どもを設けることに前向きになれない理由は、社会の不安定さだけじゃない。明るい未来がほしいと思っているのに、自分が無力だからかもしれない。


じゃあ、私になにができるのだろう。なにをすればいいのだろう。

デモに参加することなのか、発信することなのか。でもまずはこの戦いが何を発端としているのかを、歴史を知る必要がある。小さな一歩だけど、Kindleで本をチェックしたので、本を読んで理解を深める。


私と同じくもやもや、ザワザワしている人へ。
NetflixでWinter on Fireという、2014年冬にウクライナで起きた、自由を求めて戦うデモのドキュメンタリーをまずは観てみてはいかがでしょう?

6年前の映画ながら、つい最近初めて観て衝撃を受けました。自由を求めて命をかけて戦った人がいる。亡くなった人がいる。それなのに8年の時を経たいま、戦争が起きている事態。

人生いろいろありますが、今しかできないことに挑戦していきます♩