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【株式投資】「損切り出来て一人前」は本当か

こんにちは。MAKOです。
皆さんは「株式投資は損切り出来て一人前」という格言を聞いたことはないでしょうか。
これは「自分の間違いを認めることの重要性」を示唆していますが、もう少し深い意味があるのではないかと私は考えています。
今回はこの辺について書きたいと思います。

損切りの重要性ついて

以下を例に損切りの重要性について考えてみましょう。

①自分の過ちを認められず
②損切りが遅れて
③取り返しがつかないところまで資産を減らし
④結局大底で売ってしまう

④の大底で売ってしまうことを避けるために早めの損切りが推奨されているわけですが、本当に損切りがベストな選択肢なのでしょうか?

株式投資で成功するためのPDCA

何事も成功するためにはPDCAを回すことが重要です。

①Plan(計画)   :銘柄を決める
②Do(実行)     :投資する
③Check(確認):株価を確認
④Action(修正):損切りする

このPDCAを回せば成功するかというと、私は無理だと思います。

なぜならば、③Check(確認)と④Actionの結果が①Plan(計画)に反映されていないため、いつまで経っても改善しないのです。

おそらく資産が尽きるまでPDCAをぐるぐると回るだけだと思います。

「損切りを徹底しろ」とは、言うなれば始末書の書き方ばかり教えているようなものです。失敗を繰り返さない方法を教えててあげないと始末書の数は減りません。

よって私の考える正しいPDCAはこれです。

①Plan(計画)   :銘柄を決める
②Do(実行)     :投資する
③Check(確認):株価を確認
④Action(修正):銘柄の選び方を見直す

これでプラスのスパイラルのPDCAが出来上がりました。

なぜ損切りが広まったのか

「損切りの徹底」が格言として広まった理由は以下だと考えています。

①再現性が高い
「銘柄選び」とは違って「損切り」に知識は不要なので慣れてしまえば誰でも出来ます。
誰でも身につけられるテクニックとして初心者を中心に広まったのではないでしょうか。

②株式投資における損失の正当化
証券会社やアナリストが推奨した株が下落すると、当然彼らは責められます。
それを避けるために「損切り出来て一人前」という格言が生まれたのではないでしょうか。

③テクニカルorデイトレードのテクニック
テクニカルやデイトレードでは必須の損切りがファンダメンタルによる投資テクニックに侵食し始めた可能性があります。

損切りをする人しない人

損切りするしないを業種別にまとめてみました。

損切りする業種
・デイトレーダー(テスタさん、cisさん)
・ヘッジファンド
・テクニカルトレーダー
・ソフトバンクビジョンファンド
損切りしない業種
・ベンチャーキャピタル
・GPIF
・長期投資化(積立投資含む)
・バークシャー・ハサウェイ

資金力があるからこそ損切りは重要

損切りする人ってトレードで資産を築いた金持ちばかりですよね。
当たり前ですが「損切りは資金を減らさないための防衛手段」なので、資金力のない個人投資家が損切りばかりやっていたらいつまで経っても資産は増えません。
そこまでして資産を守りたいな現金で持っておけばいいじゃないかと思うわけです。

少額資産のうちは長期投資がベスト

何が言いたいかというと「損切り出来て一人前」ではなく「優秀なトレーダーでない場合、損切りは悪手」ということです。
損切り出来たからといってトレードテクニックが上がるわけではありません。
個人投資家は損切りしないでいいような銘柄を吟味して長期投資するのが資産形成には一番確実な方法だと思います。

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