見出し画像

ハワイ島の不便は続く

ハワイ島の新居に引っ越して明日で1ヶ月だ。その前は3ヶ月ほど義父母の家に居候していたので、やはり自分たちだけのスペースで暮らす安心感やリラックス感はなにものにも変え難い。
 
しかしハワイ島はなかなか手強い。日本や本土では考えられない不便や効率の悪さがあって落ち着かない。今日はその中でも特に不便な二つについて書いてみたい。コンロがないと郵便が届かないことだ。
 

コンロがない


 
これは下記にも書いたがキャビネットメーカーがコンロを置く幅を間違えてしまい、購入していたコンロが合わなくなってしまったからだ。


 キャビネットメーカーは誠意のある対応をしてくれて、より大きなコンロを買う差額の半分を支払ってくれることになったのはいい。だがハワイ島は離島なので商品のストックが必ずしもあるとは限らない。うちのキッチンに合うコンロは本土に注文せねばならず、それがハワイ島に到着するのは1月末と言われた。


コンロのないキッチン。左奥が卓上コンロ。


 
その間、卓上コンロとシェフドラムで乗り切っている。余談だがシェフドラムはぐるぐる回りながら調理するので満遍なく熱が加わり、炒めものが上手にできてコンロがないなか頼りになる。今まで麻婆茄子、野菜炒め、パッタイなど作ったがどれも美味しくできた。日本からわざわざ持ち帰ったかいがあった!


 
さてもう1月末である。来週には初めて泊まりのお客さんが来ることもありコンロの到着を今か今かと待っていた。しかし昨日、電気屋さんから電話があって到着はさらに1ヶ月後だという。コンロなくてもなんとかなるが、やはり家の中でキャンプしてる感は拭えない。
 

郵便が届かない


今住んでいるところはもともと農地だったので郵便配達用の住所がなかった。だから家がある程度建ち上がった段階で郵便局に出向き、郵便を届けてもらうにはどうすればいいかを聞きに行った。1) 所定の用紙に記入して提出し、2) 郵便受けを設置して番地を明記する、この二つを我が家の「すぐやる課」の夫はどちらもすぐに完了させた。
 
これが2ヶ月半前である。
 
しかし待てど暮らせど住所登録手続きが終わったという案内が来ない。入居も間近になった12月半ばに問い合わせると郵便局長から、「残念ですがとても忙しいので年明けに対応します。1月8日までには手続きが完了します。」という返信が来た。うーん、住所登録手続きってそんなに複雑なのだろうか???というか12月半ばから休み取るんだ?
 
素直に1月8日まで待ったがなんの音沙汰もない。また問い合わせるとしばらくして返事が来た。「仕事が溜まっているので順次、対応します」とのこと。もう、多少のことではカッカしなくなった私たちは「アハハ」と力無く笑った。
 
そして先週、ついに「住所登録手続きが完了しました」という連絡が入った。これで心置きなくAmazonから注文できると喜んだが、いまだに郵便物は届かない。幸い郵便局で留め置きしてくれるようになったので、郵便物がなくなるわけではないがしばらく15分運転して郵便物を取りに行く不便は続きそうだ。
 
そして私は“Hang loose (気楽に行こう)”と自分にサインを出してみる。


お借りしてきた写真。シャカハンドとかハングルースジェスチャーと言われるこのジェスチャーを通じて「気楽に行こう」、「元気?」、「ありがとう」など友好なメッセージを届ける




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?