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アメリカ国内引越し:中古家具販売してみたら

今、ハワイ島からアメリカ本土に戻ってきて、残してきた家の整理をしている。去年、ハワイ島に向かった時に半分くらいの荷物は送ってあとは残してきた。私はハワイ島に完全移住する気満々だった。でもアメリカ人の夫にとってハワイに引っ越すことは海外に越すくらいの覚悟が入ったようで、うまくいかなかった時のために家を残しておきたかったからだ。

もう一つ、ハワイでは火山の女王ペレに気に入られないと島を追い出されるという言い伝えがある。それでなんとなく半年くらいは試験期間のような気分でいた。半年住んでみて夫も私もペレに嫌われてはいないようだし、ハワイ島に住んでいける自信がついたので残した家の始末に来たのだ。

当然、家を空にしないといけないのだが、これが思っていたより大変だった。ハワイに送るのはお金がかかるので今家にあるものはほとんど手放さないといけない。

全部捨ててしまうのは勿体無いだけでなく、環境にも良くないのでなるべく再利用してもらいたい。だからあげられるものは友達にあげるか売る、寄付をする、そして最後に残ったものだけを捨てるという三段階を経る。これがなかなか大変である。

ただありがたいことに、アメリカでは中古品を売ることが日本よりもずっと簡単だ。FacebookのマーケットプレースやCraigslistという掲示板にベッドやダイニングセットなど売りたいものを投稿すると、興味がある人から連絡が来て家に直接きてもらい直接売買する。今では日本でもこういうシステムはあるだろうか?

女性の一人暮らしだと躊躇するやり方だが、幸い夫がいるので気軽にできる。品物はそのまま渡せるのでパッキングする必要がないのでとても楽だ。そして来る人は皆、良い人ばかりでお金以上に、自分たちが大事に使ってきたものがその人たちに使ってもらえると思うと手放すことが楽になる。

そしてこの一週間の売り上げは・・・


なんと$4000(約62万円)!


良い家具は送ってしまったので残っているのはたいしたものではない。でもアメリカは家が大きいから家具が結構残っている。家具はやはり単価が高いので買った時の1/5から1/3の値段で売れれば結構な額になるのだ。

ちなみにFacebookのマーケットプレースでは広告を利用してみた。1日4ドルx3日間、合計12ドル支払った。結果的に80%の売り上げはそこからきているので広告費の元は十分取れた。

それにしても人の執着というのはすごいものだ。半年間全く思い出さなかったのに、目に入ると手放したくないと思ってしまう。ハワイが遠くて強制的な断捨離となって本当に良かったと思う。次はミニマリストとして生きたいと心に誓う、がきっと難しいだろう。

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