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この世の果てからの帰りはアメリカ最南端のレストラン、ハナ・ホウへ

昨日、アメリカ合衆国最南端のサウスポイントについてご紹介した。

荒涼とした景色、強い風、断崖絶壁、そして荒い波。どれもトロピカルでパラダイスなハワイのイメージにそぐわないだけにユニークで、行ってみる価値ががあると思う。

ただこの世の果てのような大海原を前にして、自然への畏怖と人間のちっぽけさを感じて少し心細くなってしまうかもしれない。この記事ではその帰り道、人間界に戻ってくるのに良い場所をご紹介したい。

それはアメリカ最南端の街、ナアレフ(Naalehuだ。

メインストリートは車だとあっという間に通り過ぎてしまうほど小さく可愛らしい。丘が背後にあって景色も美しく、サウスポイントから来ると、「緑が見える!丘があって風から守られている!人間界に戻ってきた!」と心と体がほっとする。当日は雨まじりで街の様子を撮り忘れたのが悔やまれる。

アメリカ最南端の街だからこそ、最南端を売りにするところが多い。その中で一番有名なのはプナルウ・ベイクショップだろう。アメリカ最南端のコーヒーショップもある。

そんな中で私たちがオススメなのはハナ・ホウ(Hana Hou)と言う、これまたアメリカ最南端のレストランである。

この日は天気が悪くて暗い感じだが、
天気の良い日は青空と黄色の外装のコントラストが明るい。

日系アメリカ人の藤本さんと言う気さくな女性が経営している。彼女のご両親(お母さんはステップマザーだったと思う)が始めたそうだが、高齢のお母さんは今もキッチンで腕を振るっているという。

遅めのランチだったのでお客さんは少なめ。
カーテンはお米の袋のモチーフで可愛い。

ピザも美味しかったが奥に見えるパパイヤサラダが最高だった。この日は、父と父のパートナー、夫と私の4人で来ていたが、これだけで腹いっぱいになってしまった。

ただ陳列台には美味しそうなケーキがたくさん並べられていて、食指をそそる。ということでケーキを持ち帰ることにした。

どのケーキがオススメか藤本さんに聞いてみるとキッパリと「ピーナッツバターケーキ」と言われた。私たちは普段ピーナッツバター系のスイーツは選ばないが、あまりにキッパリと言われたのでそれを持ち帰ることにした。

これまた写真がなくて申し訳ないが、濃厚なピーナツバターのクリームとチョコレートケーキのバランスが良く、でもアメリカのケーキにしては甘すぎず堪能した。このためだけに1時間以上かけてここに来たいと思うくらいだ。

ということでサウスポイントで強風、断崖絶壁、荒波などを体験して、色んな意味で震え上がった後は、是非ナアレフのハナ・ホウに立ち寄って一息つくことをおすすめしたい。

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