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苦労をかけるね、ハムストリング

毎朝、30分ほどヨガをしている。歳を重ねると体の柔軟性が無くなるのか、ちょっとしたことで腰を痛めたり肩を痛めたりしたので、その予防として始めた。今ではセルフケアの一環として習慣となっている。一応ある程度のルーティンはあるのだが、なるべく自分の体の声を聞きながらゆっくり丁寧にポーズをとる。
 
半年ほど左側のハムストリング(ももの裏の筋肉群)が固くて、それを伸ばすポーズを必ず取りいれているのだがなかなかよくならない。ここのところそのことにイライラするようになっていた。それで「コンニャロ!伸びろ!」みたいな気持ちでストレッチしていた。
 
今朝、その気持ちに気づいてハッとした。これはセルフケアではなく自分に対する叱責だ。体は有機的な存在なので、ハムストリングが固くなるのは体全体の使い方の問題である。だからそれに「伸びろ!」と言ってもよくならないどころか、余計事態を悪くする。
 
反省して「私の体の使い方の悪さを引き受けてくれてありがとう、苦労をかけるね」という気持ちでストレッチをした。心なしか緩んだ気がする。

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