ゴールド人財コンビの『研修での気づき』　その3～想いを言葉にすることで気づくゴールド人財への道～

由美子：さて、ゴールド人財研修に登壇して、気づいたこと。今回で3回目となりました。受講生の様子やアンケートでの感想を見ると、まだまだ、気づきが沢山ありますね。
「同年代の人たちと話が出来てよかった」、「頭の中で考えているだけでなく、話すことが大切だと思った」など、誰かに想いを伝える、言葉にすることで気づきがあったという感想が沢山上がっています。自分のことを話せたことによって、三つの効果があったのではないでしょうか。
 
①　話すことで心が浄化される
和男：今回の研修で会うのが初めてだとか、入社以来だとかいう人もいたので、同じ会社の中でも中々正直に心の内を話せない人もいました。でも、キャリア研修って同じ年代の人が集まるから、同じような悩みや不安ごとを抱えている人が多いんじゃないかな。グループワークで心を開いて、そんなネガティブな感情や愚痴を話すことで、モヤモヤした気持ちを晴らすことができた人もいたでしょう。「同年代の人たちと話が出来てよかった」という人は、自分が感じていることを思い切って話せたことで、心がすっきりしたと思います。
 
由美子：特にここ3年近くはリモートワークが多く、仕事中に話をする機会が少なかった、という受講生が多くいました。コロナ禍の不安定な状況下でストレスを感じ、さらに、話す時間の減少でストレスを溜めることになっていました。このような状況下の研修は、心の中の悩み・不満・不安な感情などを吐き出す機会となり、心が浄化されたと思います。
 
和男：『「話す」ことは「放す」こと』とも言うから、悩みや不安を言葉にして「話す」ことで、モヤモヤした気持ちを心から「放す」ことができたんだね。

②　自分の想いを言葉にすることで腹落ちさせる
和男：そして、頭の中で漠然としていたものを、言語化するってすごく大事なことです。自分が思っていること、感じていること、やりたいことを文章に書いたり、口に出したりする。そして、その言葉にしたものを自分の中に仕舞っておくのではなくて、他の人に見てもらったり話したりするときに新しい気づきが起きる。
 
由美子：自分が思っていることを同期や同じ環境の人たちと分かち合ったことで、「自分は間違っていなかった」、「このままでいいんだ」という確信が持てて、前に進むことができたという受講生の方がいました。自分が口にした言葉をもう一度の耳で聞いくことで、さらに自分の中に腹落ちさせることができたようです。
 
③コミュニケーションのキャッチボールで、自己理解が深まる。
和男：また、周りの人に自分の想いを伝えているうちに、気づかなかった自分の心の引き出しが開くことがあります。
 
由美子：独り言ではなく信頼する人に伝えることで反応してくれたり、質問してくれたりすると、私たちはさらに自分自身の心の中を覗いて、答えを探しながらいろいろなことに気づきます。ただし、他者からのフィードバックは、自分のイメージと異なることがあるかもしれません。しかし、そのようなリアルな自分を受け入れることで、さらに前向きに進むことができますし、質問されることで相手が自分に興味を持ってくれていると感じ、相手との距離も近くなっていきます。想いを言葉にすることは受講生にとって自己理解が進む、貴重な場と言えるのではないでしょうか。
 
和男：研修の中で感じたことは、言葉に表すことの大切さです。言語化することで自分の想いを相手に伝えることができるし、有言実行につながります。僕たちの研修も自分の想いを言葉にしてもらい、みんなと共有するグループワークの時間を充実させていきたいと思います。
 
 
★ゴールド人財コンビの『研修での気づき』その１ オンライン研修で進化する50代
https://note.com/que_takaku/n/nfa08b40b0114?magazine_key=mfa9ba1c7eb94
★ゴールド人財コンビの『研修での気づき』その２ 知識・スキルとマインドを磨くことが「ゴールド人財」「貢献」への道
https://note.com/que_masaya/n/ne00e3d29f943?magazine_key=mfa9ba1c7eb94
 
 
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