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これからはIQではなく、EQの時代だ/書評『EQ2.0』


心の知能指数EQとは

先日読んだ『EQ2.0 心の知能指数を高める66のテクニック』をレビューいたします!

私には2浪&大学院卒で、27歳に新卒1年目を迎えた友人(現在31歳・日本トップメーカーにて研究職)がいます。日本では遅めの社会人デビューを飾った彼ですが、良い意味でとてもマイペース。先日お会いしたときには「僕は生き急いでる気がするから、一度会社を辞めて自分探しの旅をしようと思う」と嘆いていました。決して社会のペースに迎合されることはなさそうです。
そんな彼は、自分のペースを大切にしながらも、他者を尊重する力に秀でております。マイペースで精神的に成熟した彼が「これは読んで‼️」と太鼓判を押していたので、購入するに至りました。

EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは、「心の知能指数」を測る指標をいいます。感情をコントロールして応用できる能力を指し、ビジネスシーンにおける対人関係、対人能力を良好に発展させる基礎能力とされています。

知能指数を表すIQは先天的です。
MENSA会員は”持って生まれた人”=選ばれた人であり、後天的に育むことは難しいのです。

知能指数(IQ)の高い人々の団体として知られるmensa(メンサ)。入会には人口の上位2%以内となる知能指数が必要です。

wikipedia

一方心の知能指数EQは、訓練次第では誰でも後天的に向上させることができるそうです。
じゅんいちダビッドソンに「伸び代ですね」と言われる前にいきましょうか。

伸び代ですね‼️

こちらの本にはEQ診断が付いているので、読書と合わせて自己診断もしてみました。

本書の要約はInstagramにアップしています。
気になる方はこちらをクリックし、ご覧ください!

本書の目的

本書は世界のトップエリートにEQ教育を行っているコンサルティング会社の方が書かれており、EQへの理解やEQ向上がもたらす価値、そしてEQを高めるテクニックが説かれています。
EQとは何なのか、人生の中でEQをどのように管理したら良いかを心から理解すれば、これまで蓄積してきた知識、経験、教育の全てが今以上に活用できるようになります。

本書では、下記のように内省を促す実践ワークが紹介されています。

感情と理性のリストを作る。1枚の紙の中央にまっすぐな線を引き、左側に感情があなたにさせようとしていることを書き、右側に理性があなたにさせようとしていることを書く。感情によってどのような判断力が鈍っているか?感情が伝えようとしているのに、理性が無視している事は何か?を自問し、どちらにも目を向け、自分の判断に加味した方が良いのは何かを問う。

本書より

紙1枚で感情と理性の両面に向き合えるなんて、なんとも新鮮なワークでした👏

本書による気づき

コミュニケーション力がある人
人望がある人
なぜか周囲に人が集まる人
これらの人が日頃なんとなく/無意識に/当たり前に行っていること。
この「究極の暗黙知」が体系的に整理されており、わかりやすく手解きされています。

  • コミュ力がある人は、然るべきスキルを駆使してコミュ力を高めている。

  • 人気者はなるべくして人気者になっている。

  • 人心掌握は人柄ではなく、テクニックである

まさにぃ!なるほどぉ!
と、目から鱗の内容です。

日本企業では、役職が上がるほど、感情知能(EQ)が低い人が増える傾向があるそうです。昇進は過去の成績や知識、経験に基づいて決まるため、EQが十分に評価されないようです。短期的な目標に焦点を当てるならば、これで問題ありませんが、長期的な競争力を持続させるには、高いEQ(人間力)を持つリーダーが必要です。なぜなら、高いEQを持つ人々や、彼らが提唱するビジョンや価値観に魅了されるからです。

心の知能指数を高めることで、生活からビジネスシーンまで、少しでも豊かなものにしていきたいですね😇

以上、簡単な書評でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございます‼️

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