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ライフワークという太い軸の存在を確信できた時の喜び!~ワークエンゲージメント研究会の登壇で気づいたこと~

高久和男と昌宅由美子の「シルバーではなく、輝き続けるゴールド人財への道」

由美子:二人は「ワークエンゲージメント研究会」に各々登壇しましたが、登壇するにあたり色々と振り返ることがあったと思います。カズさんはどんな振り返りがありましたか?
 
和男:「ワークエンゲージメント」がキーワードの研究会だから、「僕は今ワークエンゲージメントが高く、イキイキと働いているか?」と自分に問いかけてみた。答えはYESだった。じゃあ30年以上に渡りSEとしてのキャリアを築いてきたときはどうだったのか振り返ってみると、あの時はあの時で「イキイキと働いていた」と言えるんだよね。目の前の仕事に意義を感じていたし、自分には営業や人事の仕事ではなく、技術の方が強みを発揮できると思っていた。だけど2017年に異動した人事部の仕事に、今は意義や強みを感じている。だから、ワークエンゲージメントの軸っていうのは、自分の役割に応じて変化して当たり前なんじゃないかと思ったんだ。
 
由美子:私たちサラリーマンには人事異動があります。それも不本意な部署や仕事へ異動するかもしれません。そこで嫌々働くよりも目の前の仕事の中にやりがいを見つけることができれば、イキイキと働き続けられますよね。カズさんは人事部に異動して、イキイキと働いているきっかけって何だと思いますか?
 
和男:57歳の時のこの異動は、決して自分が望んでいたものではなかったから、最初は何をしたらいいのかわからず長い間模索を続けていた。IT業界には「情報処理技術者試験」という国家資格があって、部下たちに資格取得を促していた手前、人事部に異動したからには自分も人事の勉強をしない訳にはいかないなと思っていた時に教えてもらったのが、「キャリアコンサルタント」という国家試験だった。もちろん昔から部下との面談は定期的にやっていたから相談や悩みを聞くことはあったけど、ちゃんとしたヒアリング技法を身に着けたことで、「あの時こういう風に接してあげられたら、もっと寄り添えることができたのになぁ」と思えて、「じゃあ、これからはこの資格をもっと役立てていこう」という気持ちになった。この資格取得を通じて新たな道を切り開いたことが大きいと思う。
 
由美子:私は、自分のキャリアチャートを振り返った時に改めて気づいたことがありました。役職定年と同時に全く経験したことがない部署への異動。頭では分かっていた役職定年ですが、なぜ、同時に異動?私はいらない人?と葛藤の日々が続きました。異動先の仕事も分からない状態で気持ちは落ち込んでいました。初めての仕事、苦手意識が先行していた仕事ですが、こんな落ち込んだままの状態は続けたくないと思い、「この仕事を自分が行う意味」を考えました。誰がやっても同じではない、自分なりの工夫ができないだろうか、この仕事の中で自分が興味があることは何だろう?自分の強みを活かすことで仕事が面白くなることはないかを模索しました。その結果、仕事の意義を見つけ、自分の強みを活かすことが出来たんです。私はワークエンゲージメント高く働き続けらていたんだ、と気づきました。
 
和男:お互いに仕事をしていく中で、模索している時間があったんだね。与えられた役割の中で、自分のやりがいや強みをみつけていくのは簡単ではないかもしれない。でも、その壁を乗り越えたときに新しい世界が広がるんだね。
 
由美子:カズさんも私も「キャリアコンサルタント」になったきっかけは違いますが、今、こうしてライフワークの軸としてやっていこうと思えているってとても幸せなことですね。
 
和男:そうだね。お互いワークエンゲージメント高く、誇りを持って活動していることは素晴らしいことだと思う。ぼくたちは「キャリアコンサルタント」という役割にワークエンゲージメントの軸を見つけた訳だけど、色々な業種、色々な仕事・役割の中にきっと自分の軸となるものがあるはずなので、今模索中の人は是非軸を見つけてほしいと思います。
 
 
『第1回ワークエンゲージメント研究会』のレポートは、こちらからご覧になれます。
キャリアコンサルタントによる個人のキャリア支援の必要性~ひとりひとりのワークエンゲージメントを高めるために~社内キャリアコンサルタント、社外キャリアコンサルタントの役割
 
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