「いつも通りモテる」を目指す

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「いつも通りモテる」を目指す。

どういうことかというと、まずは恋愛以外の話で例えていこう。

個人的な話だが、先日久しぶりにお笑いの舞台に立つ機会があった。

お客さんの前でネタをやるなんて5年ぶり以上かもしれない。

まあそうは言っても20年以上毎日のように舞台に立ってきた経験がある。

それなりに出来るだろうという自信があったが、現実は違った。

驚くほどイメージ通りに体が動かないのだ。

なんだかリズムは掴めないし、声のトーンもしっくり来ない。やたらとセリフを噛んだりもする。

イメージに対して体が付いていかない感じだ。

こんなことは初めてだったので自分でもビックリしてしまった。

そこで、20年以上のキャリアの中で常に大事な舞台の前に自分に言い聞かせていた言葉を思い出した。

「いつも以上の実力なんて出ない」

そうなのだ。人間は力んだところで「いつも通り」しか出来ないのだ。

毎日舞台に立っていれば、当たり前のように出来ていたことが、5年もやっていないと出来なくなる。「いつも通り」が変わってしまうからだ。

よくスポーツ選手などが久々に試合に出たりすると「全然イメージ通りに体が動かなかった」なんて言うのと同じだろう。

頭の中のイメージと体の動きを一致させていくのがパフォーマンスだ。

時間を開けると頭と体がズレてくるのだ。

このズレを修正するには中々の時間がかかるだろう。

お笑いだろうが恋愛だろうがこれは同じである。

急に婚活を始めたとしても、良い男の前だけ良い自分を見せるなんて出来ないのだ。