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薬草の先生のこと

『気の医学ですべての病気を治す』

わたしは、気の医学では、屠文毅(とぶんき)さんのこの本をよく読んでます。


この本では、陰陽五行の世界観が実践に基づいて繊細に表現され、まるで一枚の絵を眺めるように読み取れます。
陰陽五行は哲学ほど論理にしばられず、かといって宗教でもなく、ひとつの世界観だということが腑に落ちるのです。そして、そこに実践(グラウンディング)があります。

陰陽の世界観は「調和」

陰陽。
頭を使うとき、私たちはまず「分ける」という作業を無意識にしています。
分析、分別、分離が生まれ、ものごとが複雑化していきます。

陰陽五行は、「陰・陽を分ける」という角度を入れて世界を観ますが、それはひとつの切りくちで相対的なものです。すでに完璧に調和した宇宙の拡がりがあり、あくまでもその宇宙全体の調和の中において、わたしたちは陰陽を観ている。陰陽五行はそのようにつくられているような気がしてなりません。出発点が調和であり、行き着く先も調和なのです。

そういう意味では、現代のスピリチュアルな生き方とも重なります。

病気になっても、治っても、あたりまえ

この本は、実践に基づいてた面白いことが書いてあります。。たとえば痔にはゴキブリの内臓を使うと一発でなおるとか、帯状疱疹にはミミズの蜂蜜漬けがよいとか・・機会があったら試してみたい(^0^;)

この本を読んでいると、生きていれば病気になるのは当たり前、その治療法も、この世に存在して当たり前、という気になってきます。

人間が複雑になればなるほど、病気も複雑になる、という下りでは、ほんとうにそうだな、とおもいます。病気は人間がつくっている面がありますよね。

この先生の気功の本もあります。自費出版で入手は難しいかもしれません。
屠文毅さんは、十才あまりの頃から山で仙人の行をしてきた方です。山で採った薬草で病人をなおすのがお仕事でした。

10年以上前になりますが、この先生の研究所へ1年半ほど通い、見たこともない不思議な薬草を調合していただきました。初めての気功も屠文毅さんのクラスでした。屠文毅さんと交わした言葉が、今もこころとからだに響くのを感じます。

屠文毅さんへ、感謝を込めて。



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