忍耐だけで何とかするには無理がある。忍耐に注ぐエネルギーを六つに分散してはどうだろう。言うのは簡単だが、信頼の仕方や持続の仕方を工夫すれば、忍耐に注ぐエネルギーを減らすことができるのだ。
著者は、この書物の「霊界参入が与える諸影響」pp.139-188において、十二弁の蓮華(ハートチャクラ)を形成する六つの修行に触れています。そのうち、第四の修行が、忍耐(寛容)の行としてあるのです。
これらの修行が、超感覚的世界の認識を獲得する意思がない一般人であっても、十二弁の蓮華(ハートチャクラ)の形成を促進するのです。
一方、スピリチュアルな見解を避ける世間では、ハートチャクラとは無関係に忍耐の教えが説かれています。実質的には、頭(マインド)のわがままを身体が背負い、体力が支える我慢で無理しています。
歳をとり、体力が衰えて、我慢できなくなった人が、精神的な忍耐力を効率よく育成してこなかった自分に気づくことも、多々生じています。
以上、言語学的制約から自由になるために。