今回の記事は、過去の記事「J・B・テイラー『奇跡の脳』にて(言語)」のつづきです。言語中枢がある左脳の特徴に触れています。
一方、右脳の特徴は、スピリチュアリストの特徴そのものです。
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ここで、ジュリアン・ジェインズ『神々の沈黙』を思い出したい。
右脳と左脳のバランスがとれていた〈二分心〉の人類は、3000年前、「文字に基づく言語意識」が芽生えて、バランスを崩したと考えられます。
加えて、W-J・オング『声の文化と文字の文化』も思い出したい。
文字を「読むこと」が一般大衆に普及しだしたのは15世紀です。それにともなう世界観の変化を、私たちは、数百年しか経験していません。
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私は、これらの書物で「読むこと」の難しさを、改めて自覚しました。
以上、言語学的制約から自由になるために。