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「アミ 小さな宇宙人」を読んで思ったこと

ずっと前から気になっていた、エンリケ・バリオスさんの「アミ 小さな宇宙人」「もどってきたアミ」「アミ 3度めの約束」を読んだ。

これまで宇宙に対しては、正直なところ、漠然としていて、よくわからないという思いを持っていた。UFOを見たとか、不思議な体験をしたとか、そういった経験がないというのもあるけれど、どこか私には関係ない、遠い世界のように感じていた。

この本を読んだ後、宇宙への信頼、安心感をじんわりと感じて、とても不思議な気持ちになった。それは、これまで感じたことのない気持ちで、宇宙は、存在しているんだと、違和感を感じることなく、そう思ったのだった。

この3冊の本は、「愛」が大きなテーマのひとつとして書かれている。

私は、これまで、「愛」は、誰かからもらうものだと思っていた。例えば、他人から愛されることで、自分を愛する自信がつくとか、自分がはじめて幸せになるとか。とにかく、他人から与えてもらうというのがいちばんにあった。

でも、どうやらそれは違う考えだった。私は、以下の文章にとても衝撃を受けた。

「愛を手に入れるには、まず愛が感情ではなく、存在であるということを知ることだ。」「愛とは、求めるものではなく、あたえるものなのだ。」
(エンリケ・バリオス著 「もどってきたアミ」より引用)

愛を得るために、他人に求めようとしなくても、今というこの瞬間、この場所に、愛は存在していることが、驚きと感動でいっぱいだった。

愛は目に見えるものではないし、お金で買えるものではないから、なかなか腑に落とすのが難しい。私自身、自分の言葉でちゃんと伝えられるかというと、まだ理解できていないところももちろんある。いかに目に見える成果や、評価、物質を拠り所にして生きてきたのか、私は気づいたばかりである。

それでも、愛がここに存在しているというのは、私の中で、確かな安心につながっている。たとえ一人で暮らしていても、誰かから「愛しているよ」と言ってもらわなくても、愛されるためにあれこれとしなくても、愛はすでに近くにあることが、私はとても心強いと感じている。

気の進まないことをしたり、言いたいことを我慢して、他人から愛されようとするのか。それとも、自分から愛を届けていく生き方をするのか。どちらを選ぶかは自分次第なのだ。

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