💟第3話 大自然の中で遊ぶ-山は青きふるさと
🟡大自然の中で遊ぶ
三浦芳聖が幼年時代を過ごした愛知県岡崎市牧平町(脚注*)は、標高約72mの山村で、文部省唱歌「ふるさと」の「うさぎ追いし彼の山、小鮒釣りし彼の川、山は青きふるさと、水は清きふるさと」の歌詞のごとく、大自然がいっぱいの子供の天国でした。
三浦芳聖が降誕した三浦家は、大宝天皇(美良)が住居を定めた享徳3年(1454年)以来続いている庄屋格の格式の高い旧家で、芳聖は、何一つ不自由のない村一番の恵まれた環境に育ったのです。
芳聖は、嬰児のころから、母・元子から尊良精神(脚注*)を叩き込まれて養育されたので、牧平時代の芳聖は大変な腕白小僧で「元気のかたまり」みたいな子供だったのです。
🟡山は青きふるさと
芳聖が牧平町の大自然の中で、毎日毎日、いたずらして回るので、繰り返し何回も謝罪するのに困った母・元子は、あらかじめ用意した詫び状を何枚か懐にしのばせていて、被害者宅にその詫び状を渡しながら謝って回ったという逸話をお聞きしました。
言葉の創化力を活用した種まきが効きすぎたようです。
三浦芳聖は、この大自然がいっぱいの山村・牧平町で、山歩きや木登り、蝉やカブトムシ・ホタルなどの虫取り、魚釣りや沢蟹取りなど、山野を駆け回って思う存分遊び、いたずらして回ったのです。
これは心身の発育にも思考回路の開発にも効果的であったと思います。
読者の皆様方のご支援に感謝しています!三浦芳聖先生の著書を復刻し、地文の住所を新住所に改め、プロのグラフィックデザイナーに依頼して串呂図のCG化を推進しています。今一層のご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。