南朝正統皇位継承論19-大宝天皇(美良)その弐
大宝天皇(美良)その弐
1、三州切越に隠棲
三浦芳聖によれば、愛知県岡崎市切越町は、永享10年(1438年)戊午より16年間の大宝天皇の隠棲地で、切越の「切」は、前人未踏の原野を切り開いたこと、「越」は、走+戊で戊午年に移り住んだことを表わす。午(馬)といえば走るを連想するからだそうです。
また、「切越」を読み込んだ大宝天皇の御製も残されています。砌(みぎり)は石+切、と住み越し末の越が入っています。
九重の砌をめぐる三河水 住み越し末は絶えじとぞ思ふ
また切越町中ノ坪地内の山中にある御座所跡に遺跡(8基の石製の多層塔)があり、ここで大宝天皇の神霊写真の撮影が行われました。
また、その麓には昭和27(1952)年当時、大宝天皇に扈従していた臣下の子孫と思われる「兵頭、青山、本間」を名乗る10戸余りの人々が住んでいました。藤原石山氏は、切越について次のように述べています。
藤原石山氏は、次のように述べています。「切越の近くにある真言宗の古刹桜井寺の寺伝に、南朝の王子をかくまったことがことがあるが、足利幕府の捜索があって切越の山中に隠したと伝える。」(同上著89頁)
【参照】切越八面塔(岡崎ルネサンス)
2、大般若六百巻を念書
大宝天皇が念書された大般若経六百巻の一部
(三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』318頁2の写真版)
三浦芳聖によれば、永享10年(1438)年、切越に隠棲された大宝天皇は、富士大宮司三浦宗明(時晴)を始めとする無二心忠誠の臣下に支えられ、愛知県岡崎市夏山町の寺野に薬師堂を建立し、御父・松良天皇を隠祀して菩提を弔い、切越町の行在所や薬師堂などで大般若600巻を念書し、後世直系皇孫に神武・応神・後嵯峨・後村上・松良、五皇一体の八幡大明神を降誕せしめ必ず天下を平定し給わん事をと、皇威の回復を熱祷祈願されました。
念書された大般若六百巻の大部分は牧平大門の神宮寺に所蔵されていましたが、戦国時代の火災で焼失し、三巻のみが愛知県豊田市黒田町仲根の正寿寺に寺宝として現存しています。文字は一字の狂いもなく丁寧正確に念書されています。
享徳3年(1454年)、満16年間の行願満ちて至誠通神、その至誠が天照大御神の御心に達し、図らずも天照大御神より「後世直系皇孫に神武・応神・後嵯峨・後村上・松良五皇一体の八幡大明神を降誕せしめ、必ず天下を平定せしめるから、今は三種の神器を地下深く埋蔵して天之岩戸篭りとし、皇后三浦佐久姫の姓を名乗りて三浦藤太夫と称し、牧平大門に移住して、子々孫々天運循環の時を待て」という優渥なる御神諭を被られました。
(三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』要約)
3、三州切越の神風串呂
大宝天皇が、永享10年(1438年)戊午に隠棲した三州切越(岡崎市切越町)の神風串呂が解明されていますのでご紹介します。
大日山-九重-切越町-卍寺野薬師堂-御正体山-卍新井薬師
この串呂は「九重」「切越町」の地名が、大宝天皇の御製「九重の砌をめぐる三河水住み越し末は絶えじとぞ思ふ」を昭示するとともに、大宝天皇の写経の道場であり、行在所であった寺野薬師堂の本質(正体)が、規模は小さいけれども霊的には堂々たる勅願寺であることを昭示しています。
(2)大宝天皇御座所跡(切越町)と御在所山の神風串呂 (№9)
大宝-百々-西山-岩座神-今宿-⛩御上神社-御在所山-吉澤-大宝天皇御座所跡・切越町-⛩焼津神社-行者窟
神皇正統第百代大宝天皇が、愛知県岡崎市切越町に隠棲し、満16年間、後世直系皇孫に神武・応神・後嵯峨・後村上・松良五皇一体の八幡大明神降誕して必ず天下を平定せんことを祈念して、 大般若六百巻を念書して皇威の回復を熱祷祈願され(長期間修行され)たことを昭示する神風串呂です。
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この記事に到着された貴方様とのご縁に感謝しています。これは皇祖神・天照大御神から地上に派遣された神皇正統嫡皇孫・三浦芳聖が解明した神風串呂や三浦芳聖伝の紹介記事のバックナンバーです。
三浦芳聖が解明した神風串呂には、日本民族の進むべき道が、明確に示されています。日本民族の危急存亡の時に当たり、一人でも多くの方に読んで頂けるよう、この情報を拡散下さいますよう、宜しくお願い致します。
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出典は三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』を始め『串呂哲学第一輯』『神風串呂』『串呂哲学』『串呂哲学と地文学』『神風串呂の解明』等、通算181号(いずれも神風串呂講究所発行、1955年~1971年) を参考にして、研究成果を加味しました。
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