見出し画像

3分でわかるキャラクターマーケティング効果のポイント【実態調査データ公開】

クリエティブスタジオQuanの日本本社の瀧口です。
Quanはグローバルにオリジナルキャラクタービジネスを展開し、海外向けIPプロデュースやブランディングマーケティング支援を行なっております。

今回は「3分でわかるキャラクターを活用したマーケティング効果のポイント」として、実態調査データ公開いたします。


■キャラクター活用の歴史と利用用途の推移

キャラクターを活用したマーケティングは、有効な顧客獲得手段として長く活用されてきました。Quanではキャラクターマーケティングの手段を3つの段階として捉え独自に「キャラクター・マーケティング 3.0」理論を提唱しております。

日本で独自の発展を遂げて、アジアへと広がっているキャラクターマーケティングの歴史は長く、当社では分かりやすく整理するために、1.0〜3.0まで、3段階に分けています。

キャラクターマーケティング1.0・・・店舗・商品でのキャラクター利用

キャラクターマーケティング2.0・・・TV CMでのキャラクター利用用

キャラクターマーケティング3.0・・・SNSでのキャラクター利用


キャラクターマーケティング1.0は、お店をメディアとして捉え、店頭での人形設置や商品にキャラクターを施す手法で、店舗への集客、陳列棚での他商品との差別化などの特徴がございます。

次に、キャラクターマーケティング2.0ではテレビをメディアとして捉え、TVCMにてキャラクターを使い訴求する手法で、短期間でキャラクターを通じてサービスや商品の認知を獲得する特徴がございます。

そして近年、SNSをコミュニケーションや情報源として使用する生活スタイルとなり、キャラクターマーケティング3.0とはSNS上でキャラクターを使用する手法で、企業はSNSアカウントを通じた中長期的なユーザーとのコミニュケーションを行うようになりました。

マーケティングプランニングにおいても、メディアの多様化によりコミュニケーションデザインが複雑化してきている昨今では、象徴的なアイコンとしてキャラクターをデジタル広告からマスメディア広告、さらにはリアル店舗の販促まで統合的に一気通貫の展開に活用する手法は需要が高まっております。

今回、クオン(※)独自調査にて「広告素材についての実態調査」を実施し、キャラクターを活用した広告についての効果に関する調査を実施いたしました。

(※)株式会社クオンは2022年1月に経営統合し、株式会社Mintoとなりました。Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。世界4カ国に拠点を持ち、コンテンツ×広告、越境IPプロデュース、Webtoon、Web3・メタバースの事業を展開しています。

■実態調査データ公開

本調査では「人物活用」「キャラクター活用」「コピー強調」3パターンを「デリバリサービス」と「健康食品」の2業種のサンプル広告バナー作成し、アンケート形式で広告素材の印象を調査いたしました。
特徴的な結果が4ポイントありましたのでピックアップしたいと思います!

▼広告認知を最大限高めるためにはキャラクターを活用することが望ましい

画像1

「3パターンのバナー広告のうち、一番印象に残った広告を1つだけお答えください」(複数回答不可)という質問に対して、キャラクター広告素材が最も印象に残ると61.2%が回答しました。次いで人物広告素材が22.5%、コピー強調素材が16. 3%となりました。

▼商品の特性理解は人物活用が効果的

画像2

「3パターンのバナー広告のうち、訴求内容や商品(サービス)特性を一番理解しやすいと思った広告を1つだけ選んでください」(複数回答不可)という質問に対しては、人物広告素材が最も理解しやすいと43.2%が回答しました。コピー強調素材が31.5%、キャラクター広告素材は25.2%という結果になりました。

▼サイト誘導を効率よく図るには、キャラクターを活用が効く

画像3

「3パターンのバナー広告のうち、一番クリックしたいと思った広告を1つだけ選んでください」(複数回答不可)という質問に対しては、キャラクター広告素材を最もクリックしたいと40.5%が回答しました。次いで人物広告素材が32.4%、コピー強調素材が27.1%と均衡した回答結果となりました。


▼想起に寄与するプロモーションを作るには、キャラクターが有効

画像4

3パターンのバナー広告それぞれに感じた印象を選んでいただきました。(複数回答可)キャラクター広告素材では68.5%の方が「表現が面白い」と回答しました。また、1/3人以上が「表現が親しみやすい」「表現が記憶に残りやすい」と回答いたしました。


人物を活用した素材、コピーを強調した素材に比べ、「親しみやすい」「面白い」「記憶に残りやすい」において高い数値が出る結果となりました。キャラクター広告素材は記憶に残りやすく、想起に寄与するプロモーョンを作るには、キャラクターが有効と言える結果となりました。

■広告素材についての実態調査概要
【アンケート対象者詳細(自社調査)】
合計:111人
・男女比
男性:35人 女性:76人
・年代別
10代:1人、20代:16人、30代:39人、40代:45人、50代以上:10人
調査期間:約1ヶ月(2021/6/1~6/25)
調査方法:無作為抽出した16問のwebアンケートによる意識調査

キャラクターマーケティング関連記事




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?