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デザインの老舗からエンタメのベンチャーへ:「よろず屋」精神で挑むエンタメの世界

Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。今回は、C&S(キャラクター&ソリューション)部の制作ディレクター兼デザイナーの鈴木さんにインタビューをしてみました。

まずはご自身の自己紹介をお願いします。

初めまして。MintoでC&S(キャラクター&ソリューション)部の制作ディレクター兼デザイナーを務めております、鈴木瑛士と申します。

美術大学を卒業後、国内外の多岐にわたるデザインを手掛ける総合デザインファームの関西拠点に新卒として入社しました。様々な分野のデザイナーが、日々クライアントワークをこなしつつ今後のデザインについて議論を重ねるような非常にアカデミックな職場でした。
私の部署では主に北米市場向けの動態(要は動くもの)プロダクトのデザイン行っていましたが、デザイナーには専門性だけでなく様々な領域に対応できる柔軟性も求められており、未知のものに挑戦するときほど燃える私の性分にぴったりの環境でした。

結果プロダクトだけでなく、ポスターやリーフレットのデザイン、ユニフォームやキャラクターの制作、動画編集、企業ブランディング、さらにはVRを用いたデザイン検証など、さまざまな分野で幅広い経験を積むことができました。

また社員の9割以上がデザイナーという特異な環境であったこともあり、クライアントと直接コミュニケーションをとり、要件定義から最終プレゼンテーションまで一貫して自ら行う力を養うことができました。
これらの経験を活かし、現在は自社・他社のIPを活用したバナー広告やタイアップ企画の進行管理・監修を担当しつつ、時にデザイナーとして自ら手を動かしています。

創業50年以上の老舗デザイン事務所ですが、自由な髪型や服装をさせてくれる寛容な職場でした。

入社をした理由、きっかけを教えてください。

Mintoに入社した理由は二つあります。

まず一つ目は、自分の情熱と経験を最大限に活かせる事業領域に魅力を感じたからです。
幼少期から、SFやセカイ系のアニメ・漫画に影響を受け、その創造的発想や緻密なストーリーに魅了されてきました。こうした作品の世界観やキャラクターが私の日常生活に彩りを与え、未来への夢や希望を抱かせてくれました。

幼少期、親の友人から譲り受けたシド・ミードの画集。
出典:『Syd Mead KRONOLOG』(Syd Mead、BANDAI CO.,Ltd、1991)の表表紙

前職ではさまざまなデザイン業務に携わり、特にプロダクトの分野においては現実社会に実装可能なデザインアウトプットを提供することを重視してきました。そして次第にそれらの制作物が社会にどのように影響を与えるのかをいっそう深く考えるようになりました。

特に印象的だったのは、ある地方自治体のキャラクターデザイン制作・監修の案件に携わった時のことです。制作したキャラクターが街中の至る所に登場し、地域の情報を発信するなどして人々の日常に溶け込むことで、地域の魅力を引き出し新たな価値を生み出す姿に感動し、「創作と現実社会を結びつける仕事」に強い魅力を感じました。
私は、アニメ・漫画やゲーム業界などのエンタメコンテンツが持つ力を信じています。これらのコンテンツは単なる娯楽的な楽しみではなく、技術革新をもたらしたり、人々の心に深く響き、生活の一部として共に成長していくものです。こうしたエンタメコンテンツが私たちの日常生活により深く関わり、良い意味で創作と現実の境界が曖昧になっていく世界を作っていきたいと考えてきました。

Mintoはコンテンツソリューション、IPプロデュース、Web3事業という3つの事業を展開しており、まさにその思想と合致することを手広く行っている企業でした。また面接で出会ったMintoのメンバーの情熱と知的なアプローチにも魅力を感じ、ここで新たな挑戦を始めることを決めました。

二つ目は、「クリエイターリスペクトの精神」に共感したからです。Mintoは「クリエイターと共に世の中に面白さとインスピレーションをもたらすこと」をミッションとして掲げており、案件の実績を見てもクリエイターの意見やアイデアを尊重したディレクションやプロデュースを行う会社であると感じました。

とは言えクリエイティブの価値を数値化・定量化することはまだ決して容易ではなく、時に正当な対価を得ることやクライアントにその価値を理解してもらうことが困難なこともあるかと思います。自身のデザイン・イラスト制作を行なってきた知見や経験が、クリエイターが正当に評価され、良いクリエイティブを生み出し続けられる環境を整えていくための一助となれるのではないかと考えたのも転職の大きな理由の一つです。

今はどんな仕事をしているのでしょうか?

現在私が所属するC&S(キャラクター&ソリューション部)部はインハウスのイラストレーターとデザイナーで構成されており、仕事は大きく分けて大きく二つあります。

一つは自社IPの新規制作やそれらを活用したコンテンツ制作、もう一つは他社IPを活用したコンテンツ制作です。
私は営業・編集メンバーとデザイナーとの間に立ち、他社IPを活用した広告媒体や企業とのタイアップ企画の制作進行管理・監修を担当しています。エンタメ業界の制作スケジュールのタイトさに時に戸惑いつつも、前職で培ったプロジェクト管理能力やデザインスキルを活かしながら日々対応しています。

仕事の魅力は、新しいコンテンツの立ち上げに参加できることや、時に自身が大好きなIPを活用した案件にも携われることです。好きで理解が深いからこそ、与件や制約の中でもより本質をついたものを制作できると感じます

今後のキャリアについて教えてください

今後の目標は、クライアントとクリエイターをつなぎ、課題解決や新たな価値創造の架け橋となることです。これまで多様なデザイン業務に携わる中で培った課題抽出能力と解決までのストーリーテリング能力、そしてクリエイターとしての視点とスキルを活かしたいと考えています。

また社内でも、営業と制作の間に立つ存在が少ないため、まずはクライアントの要望を的確にヒアリングし、それをクリエイターに伝えるコミュニケーション力を強化し、より円滑な進行管理の能力を養っていきたいと考えています。
さらに、尊敬するクリエイターたちと共に新たなコンテンツを生み出したいという個人的な目標も持っており、クリエイターへの深い理解とコネクション作りを続けていきます。

Mintoのどのようなところが魅力だと感じますか?

Mintoの最大の魅力は、エンタメコンテンツに対する社員の情熱です。
部署を問わず、社内外のクリエイターに対して敬意を持って接しており、社内では、新たな企画のタネを探したり案件を依頼するクリエイターを決定する際などに、アイデアや情報を活発に交換する文化があります。
私の所属するC&S部でも、自己研鑽として新しいツールやスキルを会得するための学習やTipsの共有を行なっており、常にアップデートされていくクリエイティブにとても刺激を受ける日々です。

最後にひとこと、お願いします。

Mintoでは、社内外のクリエイターのインスピレーションを尊重し、彼らが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を作っています。
新しいツールや働き方を柔軟に取り入れ、裁量を認められる環境で、自分のペースで仕事をしたい方、そして良いクリエイティブを生み出すために情熱を持つ方には、非常に魅力的な職場だと思います。

新しい仲間をお待ちしています!


Mintoでは、様々なポジションで採用活動を絶賛実施中です。
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