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Web3 海外カンファレンス実録レポート!ロンドン、マニラ編

今回はMintoのSenior BD箭内実が、イギリスのロンドンとフィリピンのマニラで開催されたWeb3関連カンファレンスに参加してきました!その様子をインタビュー形式でレポートしていきます。

-今回参加したカンファレンスの概要について教えてください。

今回は2022年11月1日〜18日の間に、イギリスのロンドンとフィリピンのマニラで開催されたカンファレンスに行ってきました。
ロンドンでは「NFT.London」と「TOKEN2049 London」という2つのカンファレンスに、マニラでは「PHILIPPINE Web3 Festival」というカンファレンスに参加してきました。

NFT.Londonはその名の通りNFTがメインのイベントで、元々はNFT.NYCというアメリカ ニューヨークで3年ほど開催されている、世界的に有名なイベントのロンドン版が今回開催されたという形になります。600名ほどがスピーカーとして登壇し、サイドイベントとして交流したりミーティングする場も設けられています。

TOKEN2049 Londonは元々はシンガポール発祥のイベントで、今回ロンドン版として開催となったWeb3活用がテーマのイベントです。本イベントはコーポレート要素の大きいファイナンス寄りのプロジェクトが多かったです。具体的には、バックエンドに提供するソリューションやコーポレートアドレスやカストディのソリューション、それからブロックチェーン自体のワンストップでのマルチチェーン対応ソリューション、などの訴求をしている企業が参加してるようでしたね。

PHILIPPINE Web3 Festivalも、Web3活用が主軸でありますが、GameFi要素が強いイベントでした。東南アジアではフィリピンが最もGameFiの熱量が高いのではないかと思います。形式は上記2つのイベントと変わりなく、登壇カンファレンスがあって交流イベントがある、という形です。その中でMintoも共催イベントを開催させていただきました。

-ロンドン・フィリピンそれぞれ、Mintoとしてどのような目的で参加したんですか?

それぞれのカンファレンスに参加した目的はいずれも、メタバース系の新しいパートナーを見つけること、Web3におけるMinto所有の注力IPの提供先の開拓、そして中期的な目線で見た海外取引先やDAO(※)も含めた投資家の開拓です。

※DAO(Decentralized Autonomous Organization):分散型自律組織といい、ブロックチェーン上で世界中の人々が協力して管理・運営される組織

NFT.Londonでは上記3つの目的に加えて、NFTプロジェクトの動向を確認することも目的としていました。次に参加したTOKEN2049ではWeb3プロジェクト動向を確認すること、最後に参加したPHILIPPINE Web3 FestivalではGameFiプロジェクトの動向を確認することも目的としていました。

私自身はカンファレンスのプログラム自体は数社に限って参加し、それ以外はほとんど自らの足でネットワーキングをしにいく形で参加していました。ただ、一方的に動向を聞いたり繋がりを作るだけでは意味がないので、Mintoがスポンサードしている「Non Fungible Tokyo 2022」をフックに話しかけるようにしていました。昼間からサイドイベントと呼ばれる交流パーティのようなものがずっと開催されているので、コミュニケーションの体力をかなり使います。一緒に行った代表の水野は途中でギブアップしかけてましたね(笑)

結果的には200ほどのコンタクトを得ることができました。帰国して一つひとつ打ち合わせや調整を行っているところです。

-Mintoが共催したイベントについて教えてください。

PHILIPPINE Web3 Festivalのサイドイベントとして「JaFun Game Night」を共催しました。メインの目的は認知拡大ではあるのですが、みんなで楽しみながらネットワーキングができるといいよね、という想いで実施しました。5つのプロジェクトでスポンサーシップを行い、MetaSolare、double jump.tokyo、GENSOKISHI(元素騎士)、PlayMiningと共に、BlockchainSpaceプレゼンツの元、サイドイベントとして開催しました。
サイドイベントを開催することで、Mintoという社名と、当社が持つIP、Web3分野で行っている実績(The Sandboxでのメタバース制作等)の認知を広げたいという狙いがありました。

これは私自身の個人的な意見ではありますが、同じカンファレンスに最低3回は出ることをお勧めします。なぜかというと、複数回参加していると一度繋がった人にまた再会することができ、段々とつながりが濃くなっていくのです。最初は純粋なビジネスの話だけだったところから、個人的な相談もできるようになってくる、といったかたちで。まだまだ新しい領域のビジネスなので、人としての信用を積み重ねていくことでつながりを広げ強くしていくことも、黎明期のこの業界においては必要なことかなと。

-それぞれの国での違いや特徴はありましたか?

ロンドンでのイベントはニューヨークやリスボンでのWeb3関係のイベントと比べると、規模や盛り上がりはまだまだ伸び代があるかなという印象を受けました。

フィリピンでは、GameFiを意識した企業が多かったなという印象です。フィリピンが東南アジアではGameFiの中心地になっているのではないでしょうか。それに合わせてイベント自体のデザインもポップな感じでしたね。
イベントの参加者のうち日本人は多くなかったですが、東南アジアのGameFi企業に興味を持っている人はいました。全体的に、Web3やGameFiに対する熱量が高い方や理解が深い方も多く、話しやすいなと感じました。実際に、日本のIPとコラボしたいという相談をしてくれた企業は多かったなという印象です。

-参加して印象的だったことはありますか?

不動産デベロッパーのような動きで、LAND投資(※)をしている企業がいるのは印象的でしたね。Mintoもメタバースへの展開が軌道に乗ってきたら、LAND投資はありかなと思っています。

※LAND投資:メタバース上のデジタル不動産の土地売買

またフィリピンへの参加では先ほどもお話しましたが、GameFiへの意識や熱量が高いなと感じました。ビジネスなので稼ぐことも大切なのですが、前提として「面白い」ことが重要視されているなと。やはりエンタメの要素が薄まってしまうとGameFiの意味をなさない部分もあって、マスアダプトしていくには稼げる要素と娯楽としてのゲームのバランスを取っていかないといけないんですよね。

ゲームとしては、オープンワールドRPGやFPS(※)系のものが多いなという印象でしたね。その中でも、ゲームのクオリティが上がってきているなと感じました。
また、ゲームギルドの人たちがeスポーツへの意識が強くなってきているなというのもカンファレンスに参加して感じたところのひとつです。

※FPS(First-person shooter):シューティングゲームの一種で、操作するキャラクターの本人視点でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを用いて戦うコンピュータゲームを指す。

-今後、Mintoとして取り組んでいきたいと思われましたか?

具体的な展望としては、Web2で取り組んできたIPビジネスをWeb3でも認知を広げながらマネタイズしていきたいと考えています。
それから、メタバース空間でのプロデュースを増やしていきたいですね。すでにThe Sandboxでやっている取り組みを、もっと増やしていきたい。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000029274.html

Mintoがプロデュースした、The Sandobox上でのキャプテン翼Land 

Mintoには、IPやコンテンツ制作のノウハウ等、他事業で培ったアセットが豊富にありますので、それらを最大限に活用していく形ですね。もしかしたら、Web3のアニメーションを作っていく、ということもあるかもしれません。

まだまだ先が見えていない部分は多いので、試行錯誤をしているフェーズではありますが、私自身の人脈や経験を活用しながら、Minto自体のWeb3ビジネスの底上げをしていきたいなと思っています。
これからまた早速、台北のNFTカンファレンスに行こうかなと思っているところです。

-Web3領域でMintoへの入社を考えている人に一言お願いします!

Web3の経験だけではなく、エンターテイメント業界やゲーム業界での経験がある人も多いにご活躍いただけるのではないかなと思います。
何よりもWeb3やメタバース、NFTなどに興味があることが大事ですね。これからさらに拡大していくであろう領域なので、そこに面白さや楽しさを感じながら一緒に働けるといいなと思います!

-箭内さん、ありがとうございました!

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