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2歩進んで、3歩戻るの巻

昨年のタイトルマッチ以来

応援してくれる人を裏切り…

師匠や仲間を裏切り…

自分自身を裏切ってきました。

そんな状況の中、北海道PFCで再びチャンスを貰うことが出来ました。
前回負けたにも関わらずタイトルマッチという形で再びオファーをくれた山本代表と、1度勝った相手と試合をすることを選択してくれた黒石選手の男気に感謝と敬意を示せるよう精一杯準備しています。

前回も前々回も負けた後は
「ここを踏ん張る」という表現を使っていましたが、今は踏ん張る必要はなくて「後退してやり直す」と考え方をあらためました。
後退してまた進む。2歩進んだら3歩戻るみたいな現状です。
後退が必要なくらい勢いと流れで試合を経験して、身の丈に合わないことをやってきたのかもしれません。だから次上がっていくために必要な土台をしっかりと固めていけるような期間にしていきたいと思ってます。

自然体で

これまで僕は試合の度に、試合用の自分を装ってきました。普段はなるべく穏やかでポジティブな気持ちでいることを大事にしているので、普段のイメージとは違うと言われることが多いです。
練習と試合は別物で普段とは違う自分でないと試合に挑めなかった。というのが正しい捉え方かもしれません。試合前は穏やかさよりも興奮と緊張を攻撃的な気持ちに変換するように意識していました。デビューしてからの1年間はそれが良い結果に繋がっていたと思います。
試合前に気持ちを奮い立たせることで緊張、リラックス、集中のバランスをベストな状態に持っていきます。その感覚にズレが生じているかもしれません。試合を重ねるにつれて緊張感が薄れてしまい、これまでのルーティンだとメンタルをベストな状態に持っていけなくなっているのではないかと考えています。
良い意味で捉えれば試合に慣れてきたとも言えるでしょう。しかし緊張、集中、リラックスのバランスが崩れればパフォーマンス(実際の動き)に悪い影響があることを僕は過去の経験から知っています。これはまた別の機会に伝えようと思います。

試合に挑む為に気持ちの切り替えは必要です。攻撃的な自分を捨てるのではなく「切り替え方」を変えて今現在の自分にフィットさせていくことが大事なのかもしれません。ずっと同じ心境ではいられないので、変わりつつある自分を感じ取ったらその自分の活かし方を模索して成長に繋げる。そんなことの繰り返しなのかもしれません。

今回のテーマは「自然体」です。
非日常だった格闘技の試合。今は日常の延長になりつつあります。
試合で勝つ為だけの取り組みから一歩進んだ取り組みが出来るようになれば、今よりも成長の段階を引き上げられるかもしれません。
そんな真面目なことを考えてますが、試合後に皆と笑ってご飯を食べれる瞬間が一番のモチベーションです。

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