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絵本の次はBLとTL漫画が良いと思うっていう話


自粛中、インプット目的で、BL(ボーイズラブ)TL(ティーンズラブ)漫画を読み漁った。

一応、これ、仕事の参考資料。
制作の方々と関わる機会がありまして。
すごく「生きて」らっしゃっる感じがして。
心から、エロ文化を愛している感じがして。


なぜ生き生きしているのか?への答えを求めて読みました


2日間で、密林で、試し読み含めて100巻くらい。


「かあさんは今、仕事のためにBLとTLを読んでいる」
と頭出し


アカウントは娘と共有。
履歴は隠せても、活気に満ちた表情は隠せない。

従って、事前共有。
(セレクトは流石に恥ずかしいので履歴は削除)


娘「へー。面白いっしょ」
母「うん!めっちゃ勉強になる!読んだことある?」
娘「うーん、、、SNSで流れてくるし…」

娘はむしろ、よくあるストーリー・設定を教えてくれた。

(へぇ…。そうなんだ。)
(へぇぇぇぇ…。)


ジェットコースターで笑いが止まらないレベルの開放感


BLのオリジナリティ溢れる設定!

アイドルグループにハマる女子心と似たような感じかな?と思ってた私がお粗末だった。
正直、そこにキュンキュンくる乙女心は掴めなかったが、発想力と貫き方が凄い。
そのブレなさに男気を感じた。

そして、画が綺麗。


TLでは心の機微の表現度に驚愕!
派手に揺れ動くオンナゴコロと共に揺れ動くと、妙に元気になる。

就職したら社長秘書になり、なぜか高級マンションでの共同生活が始まる・・・
各種イケメンが自分を巡って闘争本能むき出し・・・
夜間が生活の主軸である人々・・・
(画はときどき昭和風・・・)

(たぶん)絶対あり得ん!!
だからこそ、のびのびとストーリーに身を委ね、楽しめるのである...


嗚呼、なんて不要な束縛を自分に課してきたのだろう・・・


ほとんど漫画を読んでこなかったことを後悔した。
姉や友達が読んでたのをたまに借りる程度。

こんなにも自分を元気にさせるエンターテイメントだっただなんて・・・


母「10代の頃にこの世界を知れたらよかったよ...」

娘「へぇ」

母「みんなが自分と同じように妄想してるって分かったら、恥ずかしいとかオカシイとか思わなくなるじゃん。
恋愛とか、もっと自由にのびのびと楽しめたかもだわー」

娘「あね」(注:若者言葉。あーそうなんだねの意)

母「だって、あんな設定とか、あり得ないじゃん!」

娘「ふっ..まぁね..フッ、ママ...よかったね。」


特別に恥ずかしい自分がフツーの人になる


仕事上、過酷な環境で育った話を聞く機会がある。
多くが控え目で優しい。
その中でも、とても友好的で好奇心旺盛で元気な人に出会うことがある。

彼らに「どうしてそんな風になれたの?」って聞くと、

「そのこと友達に話したら、そいつも家が嫌いだって言ってて・・・」
「先生に話したら、そうだよなーって本音を言ってくれて・・・」
とか。

尊敬する心理士さんに尋ねてみた。

「周囲に開示できると、その問題が一般化されて、大した問題では無くなって、ハードル下がる。
超えやすくなるんだろうね。」

なるほど!!!

「みんな、似たようなもんか」「みんな、色々あるよなー」
って思えると、超えていきやすい!

SNSみたいな自己表現でも、漫画みたいな自己表現されてるものでも、
「特別に恥ずかしい自分が、普通のよくいる人になる」ことの自由さ!



絵本の後はBL/TLで


絵本の感想を親子で述べ合うように。
BLやTLも題材としてアリだと思う。

なんでも賛否両論だけど、
「否」だけ唱える人は、未体験なのかなぁ。
モッタイナイ。

想像力や寛大さ、EQ、メタ認知能力って年齢より個人差だな、と思う。

お母さん、お父さん、読んでみて。

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