お見合いゴング 第7話 電流ばくは?♡
都内某プロレス道場
陽子「電流、、ばくは?ホワイトさん爆発しちゃうの?」
ホワイト「わからないぜ、、電流爆破ってやつをやる事になったんだぜ、怯えているぜ」
陽子「そんなのヤダよ!ホワイトさんが爆発しちゃったら私はどうすればいいの?コーナーポストだってまだ素早く上れないのにー」
ホワイト「あまったれるんじゃないぜ!」
陽子「!」
ホワイト「次の試合でオレは爆発させられるんだぜ、だから、もうお別れなんだぜ!」
陽子「そんな事言わないで!爆発しちゃヤダよ」
ホワイト「俺だって嫌だぜ!もう今日で引退するぜ!」
陽子「引退!?そんなぁ、、」
ホワイト「しかたないぜ、、それしか逃れる手はないんだぜ、、」
陽子「、、、じゃあ私が出るよ!その試合、私がホワイトさんの代わりにやる」
ホワイト「わかったぜ!お前が出ればいいぜ!それで決定だぜ!最高だぜ!」
陽子「でも、、出来るかなぁ?私に」
ホワイト「大丈夫だぜ!とっておきの作戦があるぜ!」
陽子「作戦?」
1週間後、、、
デスマッチの日
実況「さぁーリング上、両者ともに睨み合っています!本日はチャンピオンの赤鬼選手と挑戦者の大崎陽子選手の電流爆破デスマッチをお送りいたします!」
「ワー!」「ヨーコー!」「カワイイー!」
実況「場内、陽子選手への声援が飛び交っています!今日もワンピース姿がキマっています!いやぁ、相変わらずの人気ですね〜」
解説「そうですね、今やファンクラブも出来て、先週発売したデビュー曲「君にレインボーアタック」も好評みたいですからね」
実況「会場には、陽子選手の手作りクッキーが配られています、私も1つ、、モグモグ、うん、うまい」
解説「小麦粉の味をしっかり残しつつ甘さ控えめ、いいですね、私ね明日ファンクラブ入ろうと思ってます」
実況「私はもう入りま、、、おっ!そろそろ試合が始まりそうです!」
リングアナ「えー只今より!電流爆破デスマッチを行います!」
「ワー!ワー!」
パチパチパチ
リングアナ「153センチ体重秘密、ヨガマスター、最近はもっぱらパン教室、応援ありがとうございます!みんな大好き♡大崎ィ、陽子ォーー!!」
客「カワイイー!」「陽子ー!」「クッキーありがとー!」
パチパチパチ
リングアナ「赤コーナー、チャンピオン、鬼ヶ島が生んだ金棒の天才、赤鬼ィーー!!」
客「赤ーい!」「赤いぞー!」
パチパチパチ
カァーーーン!!
実況「さぁー今、試合が始まりま、、、おっとー!いきなり陽子選手がコーナーに向かったーー!上る気かぁー!しかし今日は電流が流れているがー?!触ったら、、」
バン!ババァーーン!!!
実況「いきなり電流の餌食にぃーー!!何故なんだ!何故自ら触りに行ったんだー!」
解説「これ、試合が始まったらすぐにコーナーポストに上れってホワイト選手に言われていたんでしょうね、大丈夫ですかね陽子選手、倒れたまま動きませんよ」
実況「赤鬼は呆然としています!、、、ん?何か聞こえませんか?何か音楽が、、」
解説「『川の流れのように』ですね」
実況「でたぁーー!!この曲が流れたという事は!まさか、まさかー!!あの人の登場かー!」
解説「おっ!出てきましたよ」
実況「母だー!先日わずか1試合で引退した伝説の選手、母選手が娘のピンチに駆けつけたー!怒りの形相で今、リングイン!」
解説「来ましたねー待ってました!」
続く
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