勇者のブログ 13日目 いいじゃん
鳥獣ベルトゾスを退治したので、俺たちは褒美の金を貰うために村を訪れていた
勇者「いいか魔王、ちゃんと打ち合わせ通りにやれよ」
魔王「ほんとにやるのか、村人に嘘をつくなどという卑劣な行為を、、」
勇者「心配すんなって、打ち合わせ通りにやってくれりゃバレやしねぇから」
魔王「バレるとかそういう問題ではない!キサマは村人の気持ちを考え、、」
勇者「おっ!来たぞ、あの爺さんが村長みたいだ、いくぞ魔王」
魔王「ま、まて!私はまだ心の準備がっ、、」
村長「これはこれは旅のお方、私に話があるというのはあなた方ですかな?」
勇者「いや〜こんにちは!素晴らしい村ですね〜、思わず立ち寄ってしまいましたよ〜さすがは村長さん、村長が立派だと村も立派になるもんですね〜」
魔王「、、あ、、あっ、、あのっ、、わわ私は、、」
勇者(ちょっ、魔王、しっかりしろ、お前のセリフの番だぞ)
魔王「オ、オ、、お金クダサイ!」
勇者(早いってー!それ言うの!)
村長「ん?なんですかな?お金?」
勇者「い、いや、なんでもな、、」
魔王「タ、タ、タタ退治!オ、オ、お金!」
村長「退治?もしや、、!あなた方は魔人ゴーレムを退治する為に国から派遣された竜騎士殿!」
勇者「えっ、、竜騎士?」
村長「お待ち申し上げておりました!ささっ、こちらへどうぞ」
勇者「いやっ、、俺達はその、、」
村長「ご安心ください、ゴーレムに挑む為の装備品、道具、軍資金はすでに用意してあります」
勇者「ぐんし、、きん?」
村長「えぇ、足りなければもう少し用意できますが、、もちろん退治してもらった際にはまた別に謝礼金をお渡しいたしますけど、、」
勇者「、、うむ、よかろう!ではもう少し金を用意してくれ、それと食べ物と酒だ!」
村長「は、はい!すぐに」
勇者「ちなみになんだがー、我々はここに来る途中、鳥獣ベルトゾスも退治したんだがー、その分の謝礼金も、、」
村長「ハハハ、ご冗談を〜、ベルトゾスなんぞ数年前に村の少年が撃退しましたよ、今は森で静かに生息しているはずです」
勇者「えっ、そ、そうなのか、、ハハ、、少年が、か、、」
村長「それより大丈夫ですか?そちらのお連れの方、、なんか泡吹いてますけど、、」
勇者「お、おい魔王!大丈夫か!」
ったく、魔王の奴、嘘つけねぇからってなにも泡吹くこたぁねぇだろ、どこまでピュアなんだ
まっ、とりあえず俺は装備品やら金やらを受け取った
魔人ゴーレ厶?
、、どうすっかなー、、
いったん村から出て、またしばらく経ったら退治したって言いに戻るか
まっ、やるしかねぇだろ
みなさん、よい1日を!
ぺぺろんろん! サポートして頂けたら、嬉し恥ずかし喜びぺぺろん! はやく立派なぺぺろんちーのになりたいです、よろしくお願いします