漢方薬その後

2021年4月、親知らず3本の抜歯手術のため、ピルを中止した。
(休薬の理由は、全身麻酔手術+入院では、血栓ができる確率が上がるからだったと思う。)
そして術後、口の中のことで頭がいっぱいだったせいか、ピルの飲み忘れが多くなった。飲み忘れると、途端に出血がある。一度出血すると、しばらく続く。これが不快だった。
このような流れで、ピルをやめることにした。

漢方薬の方も、入院中と術後しばらくは飲むのが億劫になって、お休みしていたけれど、顔の腫れが引いた頃には再開した。

それが春のこと。
そこから数か月経って、今、秋。
血液検査に問題はなく、このまま長く続けていくのかなあと思っていたけれど、生理痛1日目には痛み止めが欠かせないことをおじいさん先生に話すと、「痛みを我慢することない」とぶつぶつ言いながら処方してくれた。
そして、漢方薬を変えることに。

「咳払いはどう?」と聞かれて、
「歌う時には、咳払いします」と答えると、
「どこで歌うの」と聞くから、
「一人で歌います」と答えた。
「一人で歌う?」
「いろんな遊びがありますから」
「ぼくは若いころギター曲を作っていた時があって…ある日弟が聞き覚えのある歌を歌っているなあと思ったら、ぼくの歌だったんだよね。嬉しかったなあ。あ、これいい思い出だなあ」と言う。
本当にいい思い出だと思った。

そういえば最近、香取慎吾の歌う「猫」を何度も聞いている。
歌う前の2回の咳払いを聞いては、彼も人なり我も人なりだなと思う。


おじいさん先生は、わたしと雑談しては
「もう余計なことはしゃべりません」と言い、また話す。

「麻雀で大三元を出しましたよ。あ、国士無双もやったんですよ」と報告すると、カルテに漢字で「大三元」と書いていた。
わたしの麻雀人生を応援してくれているのだろう。

というわけで、今月から下記のラインアップ。
太虎堂のきゅう帰調血飲エキス顆粒(変わらず)
コタロー抑肝散加陳皮半夏エキス細粒(変わらず)
ブシ末(変わらず)
桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん、NEW!)

ブシ末以外は、すべて女性向けのものになった。
この新しく飲み始めた桂枝茯苓丸料加薏苡仁、いきなり効いているかも。
生理2日目にして、痛み止めを飲むこともなく仕事して岩盤浴ヨガに行ってきた。最近は異動して間もないせいもあって気疲れでヨガに行きたくないなあと思う日が多いのだけれど、行けている。
漢方薬の効き目かは、まだ分からないけれども、すごく合う薬というものに出合えたのかもしれないなんてこともあるかもしれず、嬉しい。

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