「疑問は、わからないがセックスこそ、その答えだ」
<ジュークボックス5>
ウディ・アレンの映画の感想を書きたいと思ったが、もつれあう男女関係は
文章にすると陳腐で、野暮になる。
人の心の動きとか、物事が変化するきざしを理屈で追いかけないで、なりゆきを甘受することで、雑味まで味わえる。
軽妙洒脱な言葉が鼓膜をふるわせて、気がついたらエンドマーク。そんなウディ・アレンの世界は、ひとりひとりの感性が深みをつくっているようです。
ウディの言葉の森を歩いてみようと思います。
濃密な空気が漂うエドワード・ポッパーのイラストとともに:
ウディの映画には、不倫と不貞と傷心と哀愁と静かなため息が流れている。
そして、ウディの一言一言が、雨粒のように降っている。
ウディの映画を見終わると、お喋りの人と2時間会っていた感じ。
こちらは、一言も発せず。ちょっと欲求不満が残る。
でも、すべてを噛みしめながら、家路を急ぐ感じです。
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