[実体験] 諦めたら好転した! 第799幕
本日は、二度のトラブルを乗り越え、最高のパフォーマンスを披露した、息子の発表会での出来事をお話ししたいと思います。
『はぁ〜。あんた何言っちゃってるの? 今、それを言う?😭』
『えっ、聞いてねえよ。終わった。詰んだ〜😱』
でも諦めた時、それを受け入れた時、肩の力が抜けて、事態は静かに好転して行きました。
何事も、みんなを楽しませようとした。自分自身も一緒に楽しもうとした。
そしたら、天使が微笑み応援し、目に見えない手助けをしてくれた。
気づいたら、いつの間にかピンチを乗り越え、最高のパフォーマンスを披露していた。
そして、最後はみんなの称賛を受けていた。
そんな息子の話です・・・
以下の話は、息子からの喋り口調を、そのまま文章として載せているので、読みづらいかもしれませんが、楽しんで行ってください。
1.突然、発表会の参加が決まる
本社・関連会社の総務部門の人達が集まって行う、「総務業務改善発表会」が間近に迫っていた。
最初は総務の人が発表するはずだから、俺は全く出る気はなかった。
でも、部長から「その発表会に出てくれ」と言われた。
けれども、俺は施設部門の発表会が10月にあり、そこで発表するから「ご遠慮させて頂きます」と断った。
そしたら、再度連絡が来て、「どうしてもその発表会に出てくれ」と言われ、逃げることができなくなり、発表することが決まった。
2.資料作成
「じゃあ、しょうがない」ということで、発表資料を作ることになる。
「総務業務改善発表会」では、発表時間が10分間、質疑応答時間が2分間と、俺の方に連絡が来ていた。
「じゃあ、わかった。10分間の資料を作れば良いんだね」と、資料を作っていった。
課長さんや部長さんに見てもらい修正が終わって、最終的に資料が出来上がった。
前日に、父さんと発表内容を詰めて、「ああだ、こうだ」ってやって、”自分らしさ、楽しくやる”的な感じになるように最終調整をした。
3.発表会
発表会当日を迎える。
実は、当日トラブルが2件発生することになる。
4.トラブル1
今までの「業務改善発表会」だと、最優秀賞、優秀賞2件、チームワーク賞、アイデア賞があって、会社の人と「賞を取ったら、ご褒美を貰える」っていう約束をしていた。
最優秀賞を取ったら、”焼肉新世館”(ちょっとお高めな焼肉店)。もし他の賞だったら”焼肉きんぐ”(いわゆるチェーン店)に連れていってくれて、奢ってもらえるというものだった。
そこで、「了解。だったら、本気でやるわ」ってやる気になり、”資料も最高に仕上げていた。
自分の机の前に、『最優秀賞を取った。”新世館”で美味しい焼肉を食べた』と書いた紙を貼り、いつもそれを眺めながら、頭の中で情景を思い浮かべながら、資料作成をしていたのだ。
しかし、発表会が始まってすぐに、所長さんから挨拶があった。
「昨年までは順位を付けて、みなさんに、これは最優秀賞だってやっていました。だけど、どの発表も素晴らしい。だから、今年から順位を付けるのをやめます」。
「はぁ〜。あんた何言っちゃってるの? 今、それを言う?😭
いやいやいや。あれ、何のために今まで本気でやってきたと思ってるの?
”新世館”が欲しくてやってきて、最優秀賞を受賞するためにやって来てるのに、何言ってるの?それ、今年から辞めるって。信じられないんだけど。ふざけんな!😤」と思ったのが1つ目のトラブル。
5. トラブル2
所長さんの挨拶が終わる。
配られたスケジュール表には、10分間ごとに、それぞれのチームが発表して、午後から意見交換会と書いてあった。だから、「その意見交換会でその発表した内容を、みんなで質疑応答したりとかするんだな」と、俺は思っていた。発表10分って聞いてたから。「なるほどこういうスケジュールなんだ」と。
しかし、司会の女性の若い子が話していた時に、「今日の発表は、こうゆう形でやって貰います。これは、すでに出しているスライドですけど」って言うので、「何だろう」と見てみると「発表8分、質疑応答2分」と書いてある。
『えっ、発表10分。質疑応答2分じゃないの?
聞いてねえよ。終わった。詰んだ〜。😱』って、俺は思った。正直。
しかもその瞬間、「えっ、どうしよう。10分のスライドになっているから、削ったらおかしくなるし。やばいなあ」と思ったのが2つ目のトラブル。
一人目の発表がすでに始まっていたの。
頭の中でフル回転して、資料を出して、ペラペラやってて、「どこを削れば、8分になるんだろう」と考えた。
その一人目の発表が終わったあたりで、「あっ、もう諦めよう」って思った。
そもそも、たかだか2分間のために自分らしさを削って、変な発表をするぐらいだったら、「みんなに言っちゃえば良いじゃん」と思った。
で、考えてたの。
そん時、7人ぐらい、先に発表する人がいる。俺、午前の一番最後の発表者だったんだけど、それで発表を順次やってたの。
で、俺その間、
「みんなをどうやったら、楽しませられるかな?
このトラブルの状況を、入り出しをどうすれば良いかな?」とか、色々考えていて。
「そうだ、良いこと考えた。このやり方で行こう」って、頭の中で。
それも”楽しい”っていう起点からエンジンが掛かって、セリフが浮かんできた。
「じゃあ、〇〇(息子の苗字)さん。お願いします」と司会者に言われた時。
「はい、△△事業所の〇〇 (息子の苗字)です。
みなさん、こんにちは。
実はですね。私、今日面食らっちゃって。
私、発表の時間を10分だと思ってたんですよ。
あの、発表時間8分じゃないですか?
2分も違うんですよね。
最初、10分間の発表を8分間に縮めようかなと思ったんですよ。
けど、もう諦めました。
あのう、ちょっとみなさん、長くなるかもしれないんですけど、楽しんでって下さい」って、喋り出した。
そしたらみんなが、ワーってウケて。🤣
「素直なやつだなあ」って。
普通だったら、多分その状況は「どうしよう」ってなって、「削ってかないといけない」とか、「すごく早く喋らなきゃいけない」とか考えたんだろうけど、俺考えてて、「それって最善なのかな?」と、思ったんだよね。
相手は聞いてて、「気持ちよくできるのか?」とか「楽しめるのかな?」と考えた時に、「たかだか2分、調整できないような発表会じゃねえよ」と思ったの。
だったら、最初から、「俺諦めたから、みんなに2分間延ばすけど許してね。だから、みんなよろしく」っていう感じで、行こうというのが浮かんできて、それで言ったの。
で、発表はまあちょっとね、上手い感じでこう、やっぱ自分の思いを乗っけてね、良い感じでできた。
そしたら、何回か笑うタイミングがあって、ワーってウケて🤣、ワーってウケて🤣、って感じで。
で、発表は何とか終わって。
そしたら、感想を言う時間があって、それぞれ色々な部長さんがいてね。前の席は。総務本部長、所長さん等のランクの人が。
で、その人達が感想を言って来るんだけど、俺が一番感想が多かった。
他の人は、大体1人から2人。俺の時は、4人ぐらいが手を上げてきて、
「ええ、いい、いい。そんなに手を上げなくて」って思ったんだけど。🤣
難しい顔をしている所長さんが1人いて、その人が「これは素晴らしい。本当に。だからこれを続けてほしい。で、今回その区をファシリティ区と人事安全衛生区にしたけど、他の区には何で広げなかったの?」って言われた。
「実はですね。見てくださいこの写真。若い子でしょ。実は作業をするのに、腰が痛くなっちゃうんですよ。🤣
年齢がだいぶ高くなってきてるじゃないですか?
だから、あんまり年とってる人が作業すると、体がきついから。腰が痛くなっちゃうから。(ワーって笑いが起こる)🤣
俺ぐらいじゃない。初めての人にね、そんな風にふざけた口調で対応してるのは。
「ああ、腰かあ。でも、あれだぞ。年取った人も俺もやりたいって言うかも知んないぞ」って言うから、
「そしたら、今度ね。また、もっと広げて、あの協力をお願いすればいいと思うんで。それでやっていきます」って、堂々と終わって。
何とか、上手くいった。
そしたら、ZOOMで発表会を聞いていた会社の課の人達からも、後でLINEが入ってて。
「もう、拍手喝采だった。素晴らしい。本当に。
ちょっと何?、最初練習した時と全然違う感じで、”自分の思い”とか全部入っているし、もう素晴らしかった」と、いうのをみんなから、課長さん、主幹さん、いつも一緒に仕事している人からも、連絡をもらって。
「でも、発表10分っていうのを、俺もさあ、調べたんだけど、8分って言ってたじゃん。でもあれ、やっぱ俺たちの方に来ている資料は10分だったよ。おかしいよ」って会社の課長さんが言ってた。
で、まあ何とか終わったという感じでした。
6. 息子がトラブル時に思っていたこと
諦めちゃうと言ったら、なんて言われるんだろう?
怒られるのかな?
笑われるのかな?
それを言葉にして言った場合、どんな現実が展開していくんだろう?
ワクワクするなあ。
でも、怒られたとしても、俺なら切り返せるな。
例えば「諦めないでちゃんとやれ。巻いて8分で収めろ」と言われた場合、
俺だったら「確かに8分で収めるのは大切です。けど、この発表を仮に早口で話したり、端折ったりして伝えたことで、果たして伝わるでしょうか?
俺は、みなさんに楽しんで聞いてもらいたい。
だから、少し時間は長くなりますが、みなさん楽しんで行ってください」と切り返せる。
俺だったら部長だろうが所長だろうが、全員切り返せる自信がある。
最悪のシナリオを考え、それでも自分が楽しくいられるかを考えられた。
未知の体験にワクワクしていた。
例え、怒られたとしても現実を楽しもうと思えた。
素直に言ったことで、こいつ良いなと思わせることができた。
なんとかなるわと思った。
あえてトラブルを起こし、やった〜という展開も面白いと思った。
切り替えが尋常じゃなく早かった。
10分から8分に縮めることは絶対に無理だと思った。
諦めようと言ったら、面白くなりそうだと思った。
そんなことを言う人いないよね。🤣
あえてやりたい。
自由でいたい。
自画自賛したい。
こいつアホじゃない?
でもこいつ凄いと思われたい。
あなたは楽しみたくないの?
俺は楽しみたい。
心のままに生きたい。
7. 後日談
俺の感じだと焼肉の話し、上手くいくような気がするんだよなあ。
「最優秀賞、今回やんないって言われたんですよ」
「いいよ、今回頑張ったから、俺が”新世館”で奢ってやるよ」って、言われる気がするんだよなあって、息子は言って帰った。
願えば叶う。
きっと、息子は願いを叶えるだろう。
今回は発表前に、天使に「自分が最高のパフォーマンスができるように、よろしく!」って朝出かける前にお願いしていた。
そのため、トラブルが2件もあったのに、なんか知らんけど、色々と手助けが入った。
①司会者に、発表時間10分の資料を作ってきたこと。時間を伸ばしたいと伝えていた。そしたら、「時間に収めてくださいね」とは言われたが、直前の休憩時間を2分間短縮してくれていた。
②発表順に恵まれた。午前中最後だったので、延びても次が昼休みのため、時間の調整がしやすかった。
③午後が意見交換会だったため、時間の調整がどうにでもできた。
④挙手して感想を言ってくれる部長さんや所長さんクラスの人が、他の発表者よりも多く、結果として時間延長が気にならなくなっていた。
⑤諦めた瞬間、不思議とスッと肩の力が抜け、落ち着いた。
「ただ楽しめばいいんだ。この場面を楽しもう」と思い、伸び伸びと、やりたいように、自由に、自分らしく発表をすることができた。
と言う風に、多分天使からの手助けが入り、結果として最高のパフォーマンスを披露することができたんだと思う。
天使に愛される息子だからなのか?
知らんけど。🤣
今回の最大のポイントは、
「自分が何とかできる範囲を超えているな」と感じ、すぐに諦めようと思った点。
諦めるって、中々できない。勇気がいる。
でも、ちゃんと”心の声”に従って、”諦めた”から、すぐに次の対応(”発表が延びると宣言した”)が取れたんじゃないだろうか?
『みんなを楽しませたい。そして、自分も一緒に楽しみたい』ということを、第一に考えたからこそ、”諦められた”のかもしれない。
諦めた時、それを受け入れた時、肩の力が抜けて、事態は静かに好転して行った。
何事も、みんなを楽しませようとした。自分自身も一緒に楽しもうとした。
そしたら、天使が微笑み応援し、目に見えない手助けをしてくれた。
気づいたら、いつの間にかピンチを乗り越え、最高のパフォーマンスを披露していた。
そして、最後はみんなの称賛を受けていた・・・
全ての出来事には 意味がある
偶然なんて 一つもない
全て 必然だ
人生を 楽しむこと 遊ぶこと
それが 幸福になる
唯一の 方法だったんだ
楽しんで 遊ぶように
ただ 心のままに 進め!
虹の架け橋を 自分を信じて・・・
PS. 後日、息子からLINEが入った。
いつも一緒に仕事をしている人から、「焼肉、奢ってやるよ」って言われたので、「”焼肉きんぐ”だ。”焼肉きんぐだ”」って、喜んでいた。
そしたら、2人の上司から別々に、「この間の発表素晴らしかった。同じ内容で良いから」と、社長の前での発表と、別の発表会での2件の追加発表が急遽決まってしまった。
2件の追加発表が決まったことを、いつも一緒に仕事している人に伝えたら、『しょうがねえなあ、”新世館”、奢ってやるよ」って言ってくれた。
「えっ、まじ。嘘じゃないよねえ。やった〜」
見事、念願叶い、高級焼肉をゲットしてしまった。🤣
さすが、息子!
強運の持ち主。
引き寄せの達人。
天使に愛される男!🤣
いつもご覧頂きまして 有難う御座います。
スキ フォロー コメント等を頂きまして 有難う御座います。
では また次のnoteで お会いしましょう。
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