歯科医院のブランド化⑤


近畿エリアの歯科医院を元気にして、歯科医の地位向上を図り新規開業で業者に騙されない歯科医院を増やす事。また歯科医の生活の質を上げていき、近畿エリア全ての人に歯と歯の治療の大切さを広めていきたいと本気で思っているQOLplanningです。

今回のブランド化に必要な要素の話は「地域戦略」についてです。自分の医院があるエリアを院長自身がどれだけ把握・掌握しているのか?また掌握していくのか?ここを真剣に取り組まないと生き残れません。

またよく地域貢献・地域密着型とよく聞きますが、具体的に「何を」したら地域密着型になるのでしょうか?

地域貢献に関しては簡単ですよね?地域の方に対して医療行為を行う事が地域の貢献に寄与しています。

では、地域密着型とは???何をもって密着しているのか?

特に今は「密着」という言葉は世に対して言いにくい状況ですね(;^ω^)

新型コロナウィルスの影響のある状況ですので。。。密着は難しいですよね。むしろ離れないと・・。

さて、本題に戻ります。地域密着したいけどやり方が解らない。そんな人はまずご自身の医院の地域密着度を測らないといけません。

では「どのようにして」密着度合いを測れば良いのか?というと。。。。

自分の医院から徒歩8分以内のエリアで何%の人が、自分の医院を利用されているのか?を把握する事が必要です。

例題)地域密着度の図り方

①例えばある歯科医院があって、道路を挟んで隣の居住宅・飲食店があったとしましょう。そこに住まわれている方・働かれている方は利用してくれていますか??

②斜め前にカフェがあって、そこのオーナーは利用されていますか?

これらは普段から新規患者さんが来た時にちゃんと住所を把握できていれば簡単に解ります。

患者さんはどのエリアから来られているのか?

これは地域密着型を目指すには非常に重要な情報です。

※もし全く近隣の患者さんが来ていないとなると、これは問題です。

もちろん近所の人は来ないけど、遠方の人が来ているから大丈夫と思っているドクターも多いと思います。

しかし患者さんには「通って頂く」ことが重要になります、特に今後は歯の治療というより「メンテ・管理が重要」となってくると言われているので猶更です。

遠方の人が毎回毎回通って頂けることはありがたいですが、基本的に人は遠くに移動する事を嫌います。近い人を確実に患者さんとして押さえておく事で損する事はあまり無いと思います。

またそのエリアに開業したという事はそこのエリアに人口が多いから開業したはずですよね。きっちり抑えに行かないといけません。遠くに診療圏拡大を図る前に足元からです。

ではなぜ、近所の人が治療に来ないのか?

気になる方まず下記に該当しないか、ご自身の立ち振る舞いから見直してください。

①駐車場対策
②通勤対策
③休憩対策
④雇用対策

まず簡単に見直さないといけないのは上記4つです。

①の駐車場対策ですが、最近若いドクターに多いのが高級車・外車などで医院に乗り付けているドクターです。そのアピールは必用なのでしょうか?外車で乗り付けているドクターを見て、ご近所の方々はなんと思うでしょう?「かっこいい!」って思うと思いますか??残念、思いません。

「派手な人だな・・・きっと治療も高いんだろうな」と思われます。また日本人としての哲学的要因として「質素」な人に好印象を持ちます。質素=真面目です。特に保険診療中心で行いたいドクターは即やめた方が良いですね。そのアピールは医院から離れた場所で好きにやってください。

ただでさえ医院をカフェみたいにしてオシャレにしていく昨今の流れです。もちろんこれも一歩間違えると「何これ?」の世界です。さらに追い打ちをかけるように「院長も痛いやつ」と思われてしまいます。オシャレと痛いやつの違いは大きいですからね(笑)

②通勤対策は院長の黒塗りベンツ通勤はNGです。普通の国産車にしてください。わざわざ通勤に黒塗りベンツを利用する事にメリットはありません。そしてそれはスタッフさんも同じです。医院の前にスタッフの自転車や原付バイクなど停めてませんか?スタッフ用はスタッフ用で固めてエリアを決めて管理してください。また駐車場は別で歩いて停めに行く位の距離で別場所に借りるのがベストです。要は患者に見られないようにする、地域住民の方から見られないようにする。これが大切です。

③見落としがちなのがこれです。休憩時に外に出る人など要注意です、院長も買い物など行く際は気を付けてください。もちろん出勤時に昼食を買っていく人も同じです。歯科医院の人がこの患者さんはどこから来ているのだろう?と思うのと同じで飲食店舗側も同じ事を考えています。そこでの立ち振る舞い・言動・会話はイメージに直結されます。決して他人の悪口や愚痴などを外で言わないようにしてください。あと制服でうろうろするのもNGです。治療中の制服をそとでも着るっておかしくないですか?衛生管理できてます?って思います。またバレちゃいます、もちろん逆に飲食店さんと会話をするくらいに余裕を見せるなら別です。コミュニケーションを図って常連になれば飲食店側も興味を覚えます。「いつも昼食に来てくれているからこちらも・・」と返報性の法則に従って医院に来てくれます。


④最後に雇用対策です。これは新規開業を行ったドクターに多いですが求人を行いますよね?もちろん衛生士はどこからか引き抜いたり、勤務時代の仲が良かった衛生士を連れてきたりしていますがDAさんはそうでもない事が多いです。よって新規採用が多いのですが、その際に交通費の兼ね合いで「自転車通勤」できる人を採用してませんか?

多いのは自転車通勤、または徒歩です。そうなるとDAさんは近場の人なので必然的に医院の内容が外に出ちゃうんですよ。。

例えば「院長は気分屋で性格が悪い」とか。「院内は結構適当」とか、「院長はお金の話ばかり」とか・・守秘義務があっても喧嘩別れしたときは容赦なく悪口オンパレードです。よってこの場合は交通費を支払ってもすこし離れたところから来てる人を採用するのが良いです。もしくはあまりその様な事を言わなさそうな人(これは難しいですけどね)

または院内の雰囲気をしっかりと読み取って、コミュニケーションを図るとかはをしっかりと行ってください。

これらは簡単に言うと「風評被害対策」って事なんですよ。ブランド化を妨げるもの。破壊するのは常に風評被害です。あらぬ噂を流されるかもしれません、そのようなリスクを少しでも下げる活動。これは必須になります。

特に自分の医院を地域密着型の医院としてブランド化を図るのであればなおさら必要になります。

このように4つの対策を行い、外部からのイメージ戦略を図ります。さらに医院周りなどの清掃活動、これもイメージアップにつながります。夏祭りなどの寄合や寄付金。これらに参加する事も必要です。でも青年会議所(JC)などは必用ありません、あれまで入ると医療という活動から大きくそれてしまいます。入っている人は即退会しましょう。

さて、それでは次に地域の住民に対してのアピールと認知活動の話になります。今までは風評被害に対して守りを行いました。今度は攻める方法ですね、これも大切です。

よくアピールや告知・広告活動となるとまずホームページが出てきます。

作成時には「一般的にオシャレなイメージで!」とか。「解りやすく!」とか「熱意を伝える!」とか「最新設備で!」とか入れましょうと言う業者が多いです。

間違いでな無いですが、重要なのはそれはいったい誰に向けたメッセージなのでしょうか?

広告戦略で「若い人がターゲットとか、特に女性がターゲット」とか言う人が多いですよね?ではそれは「どこの若い人?どこの女性?」に対してのメッセージなのでしょうか?

隣町の人?和歌山県の人?兵庫県?奈良県?そうなんです。最近の広告戦略ではメッセージ性が薄い、さらに地域性も薄い傾向が強いですね。

いやいや、SEO・MEO対策しているから 「〇〇地域 歯医者」で検索したら出てきますよ!って言うドクターもいるでしょう。

そらそうです、出ないと話になりません。問題はその次です。

医院のホームページには何て書いてるのでしょう??

「地域に愛されてとか、地域に貢献」とか書いてませんか?

ホームページに書いてる地域に愛されてとか、育った地域を書いてる院長がいます。

今一度ご自身の医院のホームページを見直してください。

医院のホームページを読んであぁ地域に密着してるな(^^)/って思えますか?

「共感」が無い無駄なホームページにしてませんか?そんな事してると文字数が多くなって逆に読まなくなりますよ。

なぜそこまで言うのか?それは差別化です。

SEO/MEO対策をしてるのは他の医院も同じ。地域に密着を考えてるのも同じ。オシャレさも同じ。ではどこで差別化図れば良いのか?それは院長の考えです、キャラクターです。もちろん医療技術も必要ですが患者側の一次選択医院の土俵に乗らないと治療まで進みませんよね?

詳しくははまた別の機会に書きたいと思います。

それとホームページが出たのでちらっと触れますが、まさかホームページも一回作成したらそれっきりになっていませんか?競合医院はどんどん増えてきています。また医療技術も日進月歩です。医院の周りも変わってきています。さて医院のホームページが変わらないのはなぜでしょうか??

作り変えてはいけないというルールはありません。常に患者さん目線で考えると更新と改装は定期的にあるべきだと思います。


ではまた次回宜しくお願いします、良かったら「スキ」ボタンをおしてください!毎回の励みになります(`・ω・´)ゞ

ご質問等もお気軽にしてくださいね(^^)/

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