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馬と過ごす2泊3日のプログラム |うまのまにまに<春編> 2024年4月13日(土)~15日(月)

山わらい花ほころぶ遠野の春、
<身体感覚>と<コトバ>のあいだで
馬と舞う

じっと冬を耐えしのいできた木や草が、いっせいに芽吹く遠野の春。コブシ、マンサク、ニリンソウ‥春の訪れを告げる花がほころび始める4月、馬と過ごすプログラム、うまのまにまに<春編>を開催します。
森の中で、馬の大きな存在と向き合いふれあいながら、内側から開かれていく身体感覚にたっぷりと浸り、そこからコトバを紡いで交感するプログラムです。

雪解けの土の中から鮮やかで艶やかな芽吹き
馬は、冬毛を土ぼこりとともにバッサリと脱ぎ捨てる
春に目覚めて、キッパリと脱ぎ捨てる
桜が咲くころ、短い夏毛となって光り輝く姿に生まれ変わる

沸き立ち、四方八方に伸びていくいのちの渦の中で
馬も人も響きあい、溶け合い、舞い、跳ねる‥


岩手県遠野市にあるクィーンズメドウでは、馬との暮らしを今につなげる探求を続けて20年余りの歳月が経ちました。馬をコントロールする道具を手放し、安心と信頼をベースにした新たな関係性を作る道を探り続けています。
それはまた、人と馬が、自然の摂理につながっていることを再認識して学び直す旅路でもあります。

「うまのまにまに」‥ 馬の存在を通して、生命として一つの位相でつながっていることへ意識を向けて過ごす時間。その身体感覚に没入して<群れ>になり、沈黙の中で語られ、感じ合っている何かに気づく瞬間が訪れます。そのときを楽しみに待ちながら、「うまのまにまに」過ごす暮らしを味わいます。

”うまのまにまに”暮らす時空にすべりこみ、
馬と歩く、馬と動く、戯れる、振り返る、食事する、
内なる深みから湧きあがる<コトバ>と<身体感覚>のあいだに
泡立ち沸き立つもの‥

夕食の後には、その日に受け取った身体感覚の響きを感じながら、それをコトバにするまでの間にたゆたうことを楽しむ、<コトバの交感>の時間を過ごします。
集った人と馬の交差、そして森に宿る命が響き合って生まれてくる景色を分かち合い、ギフトをさしのべ、受け取る‥

春の遠野で、馬との暮らしをことほぐ場をともに過ごしませんか?
大地から湧き出ずるいのちの息吹のなかで身体の叡智に目覚めていく旅路をご一緒できること、楽しみにお待ちしています。


プログラム詳細

日  程:2024年4月13日 (土) ~ 15日 (月) 2泊3日
*オリエンテーションを4月6日 (土) の夜にオンラインにて開催
*リフレクションを4月21日 (日) の夜にオンラインにて開催

開催場所:クイーンズメドウ・カントリーハウス
*岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛14-122

集  合:2024年4月13日 (土) 13時15分 JR遠野駅 改札前
解  散:2024年4月15日 (月) 14時50分 JR遠野駅 改札前

参加料金  :  168,000円 (早期申込割引 148,000円)
*1室1名でご利用いただきます
*参加料金には集合から解散までの一切の費用を含みます
*早期申込割引は3月10日までの申込いただいた方へ適用します
*ご友人・お知合いと2名での申込のみ 2名同室料金 お一人 118,000円 にてご案内します (早期申込割引との併用はいたしかねます)
*参加者4名にて開催・5名にて締切ります
*キャンセルチャージは開催日20日前から発生します

スケジュール

オリエンテーション (オンライン) /4月6日 (土) 
└ 19時30分 開始予定 … 準備するもの、集う人の自己紹介など

DAY1/4月13日 (土)
└ 13時15分 JR遠野駅 集合
└ 13時45分 クイーンズメドウ到着、施設周辺の散策、森や馬との出会い
└ 17時30分 夕食
└ 19時 コトバの交感
└ 20時 思い思いに過ごす時間

DAY2/4月14日 (日)
└ 8時 馬とフィールドのケアの時間の中で過ごす
└ 10時 食事
└ 11時 馬とのセッション1
└ 13時 ティータイム
└ 14時 馬とのセッション2
└ 17時 夕食
└ 18時30分 コトバの交感
└ 20時 思い思いに過ごす時間

DAY3/4月15日 (月)
└ 8時 馬とフィールドのケアの時間の中で過ごす
└ 10時 食事
└ 11時 馬とのセッション3
└ 13時 ティータイム、コトバの交感
└ 14時20分 クイーンズメドウ出発

リフレクション (オンライン) /4月20日 (日)
└ 19時30分 開始予定 … 余韻を愉しむ、コトバの交感


クイーンズメドウ・カントリーハウス

1999年より、岩手県遠野市北部に位置する附馬牛 (つきもうし) にて、森を拠点とした活動を始めました。遠野へ移住したメンバーと、関東から通うメンバーとで森に関わり続け、現在に至ります。中世以降、馬産の地で在り続けた遠野。その土地で改めて馬と暮らし、小さな田畑を営みながら、自然と人の関わり、産業や経済の在り方を探究し続け、再構築していくことを目指しています。

馬との関わり

馬と人との関わりは、およそ5千年前からあると言われています。馬との出会いにより人間の文明は飛躍的に発展し、遠野に限らず、つい最近まで私たちの暮らしの中心には、馬という存在が当たり前にあったのです。一方で、どの地域においても、このふたつの動物の歴史は、「馬の有用性を人間がいかに引き出すか」という時間の連続でもありました。私たちは、馬の野生をコントロールするというこれまでの方法を一度手放し、新たに馬と関わる方法を模索し続けています。


滞在する施設や持ち物について

施設には5つのゲストルームが用意されており、各部屋にベッド・バスルーム・お手洗いがついております。シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・ドライヤー、タオル一式は部屋ごとにご用意ありますが、歯ブラシ・シェーバー・洗顔関係のアメニティー・スリッパ・寝巻き類のご用意はございませんので、必要なものをご持参ください。アメニティーは、松山樹脂さんの「M-mark series」を使用しております。場合によっては髪の軋みが気になる方もいらっしゃいます。髪の軋みなどご心配な方は、普段お使いのものをお持ちください。

お越しいただく季節は、森が段々と春めいていく季節です。ダウンは必要ないですが、朝晩は外を歩く時に冷え込みますので、温度調節のできる服装にてお越しください。また、滞在中は、森での時間が多いです。土や雨などで汚れてもよいものをご持参ください。長靴や手袋があると重宝しますが、施設にお貸し出しできるものもいくつか用意してあります。必要な場合は、事前にお知らせください。お荷物を事前にお送りいただくことも可能です。以下の住所宛にて、開催日の前日までに届くようにご配送ください。

 〒028-0661 岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛14-122
 クイーンズメドウ・カントリーハウス宛/0198-64-2882

施設のあるエリアは、電波が入らない場所があります。特にSoftBank系統の電波は基地局がなく入りません。施設内にはFreeWi-Fiが用意されていおり、ご自由にお使いいただけますので、ご安心ください。

お食事について

今回ご一緒いただく料理人 山崎 彩子さんは、青森県弘前市で料理とお菓子のお店「ゆぱんき」を経営15年されている方です。今回のプログラム内では、プラントベースのお料理をご用意いただく予定です。彩子さんは、2023年からクイーンズメドウにて、さまざまなプログラムで料理を担当いただき、フィールド作業にも関わっていただいています。アレルギーや苦手な食材がある方は事前にご連絡ください。

朝は軽く各自でお取りいただけるものをご用意して、10時と17時に運営メンバーと皆さんで集って食事の時間を過ごします。暮らすように過ごしていただくために、食器を並べたり、片付けたり、ということも大切に皆さんと分かち合うスタイルです。

お茶、コーヒー、お菓子をご用意しています。その他のお飲み物 (アルコール類)、また嗜好品などは各自でお持ちくださるようお願いします。

参加された方々のご感想

人間の大人はというと、社会の仕組みやこれまでの恐れが邪魔をして、言葉が重視されるのかもしれない。 今回の馬とのセッションでは「見つめる」ということも大きな要素だった。「見つめる」ことを考えた時、文化によって目を見つめるのが良かったり、悪かったり。動物の種類によっても、見つめることの意味合いが違ったりする。文化や恐れを取り払った時の人間そのものが持つ、本来の「見つめる」意味って、なんなんだろう。 自分自身のコミュニケーションへの恐れを、もっとほどいていけたらと思うと同時に、本来人間が持つ幸福感を素直に追求していくことが出来たら、としみじみと感じる二泊三日となった。

2023年<秋編>ご参加の方からの感想(一部抜粋)

被食動物として生きてきた馬たちの感度は、人間の何倍も高いようだ。実際に触れあうと肌身でそれを感じる。人間からすると、まだまだ離れていると感じる距離においても、彼ら彼女らの領域に入った瞬間、こちらが出会ったと認識するずいぶん前から馬たちは立ち止まり、こちらに意識を向けている。「出会い方」によって、馬の構え方が変わる。リラックスした状態で歩み寄っていったとき、多くの集団で歩み寄っていったとき、何か恣意性を持って近づく(例えば手綱を持って近づく)時など、既に何かを察知し、人間の目の前に現れたときには、出会い方に連動した姿勢やポジションを取っている。既に出会っていたという感覚。それは、普段の意識レベルでは認知していない意識のフィールドの中で、お互いに既に影響しあっている(いた)ということ。言葉を介さずとも、あるがままの感度を通して既に出会っていたというリアリティは、色んな気づきを与えてくれる。色んなものに"出会ってしまっていた"ということは、目には見えない全体の網の目の中に、既に個としての自分は組み込まれ、お互いに影響し合っていた事実を感じさせる。個即全、全即個の全体性。

2024年<冬編>ご参加の方からの感想(一部抜粋)

お申込先

ワークショップへの参加を希望される方は、以下のアドレスまでメールにてお申込ください。

contact@qmch.jp

メールには、次の内容をご記載ください。
・お名前 (ふりがな)
・ご住所
・ご連絡先 (メールアドレス)
・ご連絡先 (携帯電話)
・事前に共有すべきこと (食材のアレルギーなど)
・ご参加にあたり一言

*メールでお申込後 参加費をお振込いただいき申込完了となります
*参加費のお振込先はメールにてお知らせします


プログラム運営

コーディネート:徳吉 敏江
馬とのセッションガイド:徳吉 英一郎
プログラムサポート:松井 真平+徳吉 茜
料理人:山崎 彩子
クロスポリネート:今井 航大朗

クイーンズメドウ・カントリーハウス(農業法人 株式会社ノース)