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Aから始まるあれだった

長い間ずっとそうじゃないかな〜と
頭の端で思いながら
うつや過食症の治療の為の診療を
いろんな病院で受けた時々に、
自分の性格の特徴や過去のことなどを
説明して探っていたけれど
どうだろうね〜という感じで
確証はないままでした。

そして先日
今までとは違う病院に行き、
様々なタイプの検査をしてお医者さんと
色々なお話をしたところ、
"ADHDだね〜"と。

正直、今まで他のお医者さんには
しぶられていた答えをすんなり受け入れて
いいのかな.....
とも一瞬思いましたが、
頂いた資料を見ると、
あぁやっぱり当てはまる点が多いなと
改めて感じました。

精神科で患者に優しい事を言うのは
おそらくほぼ当たり前ですが、
先生は私の母も褒めていました

小さい時よく忘れ物をし、物を無くし、
後先考えず人に物をあげたり取られたり、
部屋の片付けも苦手な私に母は
口うるさくも、
日々忘れ物がないか確認し、
無くした物を探してくれ、
必要な物が欠けている事がないように
一緒に買いに行ってくれ、
定期的に一緒に掃除をしてくれました。 

母は私がADHDかどうかは知らなかった
と思いますが、
私がなるべくヘマをしないように、
不自由な思いをしないように
助けてくれていた
んです。

父はそれは甘やかしだとよく言っていたので、
私はそうやって助けられることは
悪い事
だと思うようになりました。
それもあって、段々と色々言われたり
心配されたり、
手を貸されたりするのが嫌になり、
でも自分でやろうとすると
いつも何か抜けてしまう
ことにイライラして、
そこで助け舟を出そうとする母に
ついついあたってしまうことが
たくさんありました。

もちろん、父の言い分も間違っては
いません。
発達障害があろうができないことを工夫し、
世間になじめるように成長していく
ことが
必要です。
自分でやろうと少しでも考えたからこそ、
学業も部活も社会人になって働くことも
できたんだと思います。
なので、父にも感謝しています。
ですが今回の件では、母はまた違う方法で
とても努力や我慢をして
助けてくれていたんだなぁ
と気付けたことが
とても嬉しく、母を誇りに思いました。

 

さて、そのADHDですが、
100人いれば5,6人は持っている
発達障害
らしく、つまりは
珍しくはないということです。 

理解がなかったり障害だと知らずに、
その状態で辛い思いをしながら
働き続けている人や
働けない人は多いと思います。
ですが、
上手く対応し、助けてもらいながら
自分の長所を活かして働いている人もいる
と想像すると、
今までは仕事でヘマばかりして
自信をすっかり無くしてしまった私にも
ちゃんと希望はあるんだと思えました。

人よりも手間や時間がかかってやっと
追いつけるというデメリットはありますが、
その努力ができるというのは
それだけ根性や強い意志がある
ということですよね。
それに、
ADHDを持つ人はクリエイティブな発想
興味のあることにはとことんこだわれたり
集中力を発揮でき、ミスも少ない

などの長所もあるようです。

正直、就職時にはこの事は閉まっておこうと
思っていますし、
知って何になるんだとも考えましたが、
今までの上手くできなくて、悔しくて
情けなかった気持ちに納得できました。

そして、知れたことで
ちゃんと向き合うことができるので、
あまりうじうじせず
薬飲んで、対策して、
根性と強さ
見せつけてやろうと思います。

もちろん、急がず焦らず、ひとつひとつ
ですがね。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


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