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【活動報告】バーチャル広報1年目の奮闘記

こんにちは。もうすっかり夏ですね。
先週は関東を中心に、各地で今年初の猛暑日を記録しました。
冬生まれの私はどう頑張っても夏が乗り切れません。
猛暑より極寒を選びたい。
猛暑を超えて酷暑となる日は地球から脱出したい気分です。

さて。
私が社外向けに広報を名乗るようになってそろそろ1年が経ちます。早速ネタに困ってしまったので、せっかくなのでこの1年間を振り返ってみようと思います。


前提として

まずはじめに、前回のおさらいをさせてください。
私の業務はグループ会社の採用活動支援。私の情報発信を端とする一連の活動は、全て採用目標を達成するための支援です。
そのため、IRや危機管理などは活動に含まれません。
というのが前段です。この先はとっても長いので、ぜひスイカをかじりながら読んでやってください🍉

具体施策

1.SNS運用

2024年7月現在、健康的に運用されているのはX(旧Twitter)のみ。
アカウントを作ったものの開店休業状態になっているのがInstagram、Youtube、TikTok、Threads。

<継続できたもの・理由>
長く続けられたのはXだけでした。元々プライベートで長く使っており、ツールのお作法を分かっていたことが非常に大きかったと思います。
企業公式の体裁は整える必要がありましたが、投稿の感覚やツールの住み心地は非常に馴染みがあって、無理せず良いペースで続けられました。

<継続できなかったもの・理由>
InstagramはXの投稿内容を転載するやり方を取りましたが、更新頻度がどんどん右肩下がりに。
キットのXは画像を挿入することを基本ルールにしているので、画像準備の工数は別途発生しませんでしたが、Instagramで見せたいコンテンツやターゲット、運用体制を設計しきれなかったことが大きな要因でした。
したがって、いいねが全くつかずフォロワーも全然増えませんでした。
設計迷子であったことと、私自身が不慣れだったためお作法が違うXのコンテンツをただ転載するだけの作業に想定以上の工数がかかってしまい、結果的に更新が止まってしまいました。
YoutubeやTikTokは動画作成が必要なのでもっともっとハードルが高く感じました。結果、今はXのみの運用となっています。

<SNS運用を始めるなら>
これらの経験から、はじめのSNS選びは2つの選択方法を提案します。
1つ。専任の担当者が付いておらず兼務する場合は、まず継続できるツール(自分が使い慣れている/作法を知っている=工数をミニマムにできる)から始め、少しずつ広げていく方法。
もう1つは設計と結びつける方法。当然、情報発信の先には目的や狙いが存在します。何のための発信か。目的達成に繋がるツールを選ぶというのが王道かもしれませんね。キットは"まず担当者が続けられること"で選びました。効果検証のためにもある程度の量が必要で、ある程度の量をこなした次が品質アップかなと思うからです。

<キットのXの実態>
X運用においての設計ですが、発信の目的、トンマナ、KPIなどをセットにして決めています。ただ、ここを決めるのは結構苦労しました。
何故ならキットそのものは事業会社では無いことと、キットグループがBtoB無形なのでプロモーションするのも無形だからです。いわゆる自社製品(商品)が無いので、会社のニュースや事業、社員、採用情報などソフト面を発信することになります。でもこれらの情報の速報性と生っぽさは各事業会社からの発信力には勝てません。となると、キットの役割は・・?
ここが当初かなり悩みました。

今現在の答えとしては、"Xをきっかけにグループのファンを作ること"
これはXに限定せず現在の活動のベースのスタンスになっていて、そのために"どう発信するか"を考えています。
キットグループとみなさまの最初の接触でどういう印象を抱いてもらうか、それが2回3回となった時にどういうコミュニケーションを取っていくのか、さらにその先に踏み込んでグループ会社に興味の矢印を向けてもらえるか。
毎回の発信ではこれを意識しています。
これがブレないように設計を置いて常に睨めっこしている感じです。
おかげさまでフォロワーさんは200名弱になり、エンゲージメントレートは目標にかなり近い数字になっています。
いつもいいねやRPなど、本当にありがとうございます。

2年目はInstagramの運用も良きタイミングで再開したいところです。
初めにやることは、もちろん設計ですね。
Xは、3年目突入までにフォロワーさん500人を目指します。
キットX:https://twitter.com/QitRecruit

2.イベント

ここまでSNS運用の報告だけで、すでに2000文字。きっと離脱した方がいらっしゃるかなと思う今日この頃です。
スイカも何個食べたでしょうか。そういえばスイカゲームってバズりましたよね。私は実況だけ見て満足してしまったクチです。

さて、イベント施策について簡単にご報告します。
この1年の大きな柱は3本ありました。
私にとっても広報1年目からとても大きな仕事となりました。
1つ、VTuberおめがシスターズさんとのイベント。
1つ、VTuber乙夏れいさんとのイベント。
1つ、事業会社のインターンシップのお手伝い。

それぞれの施策の詳しいお話(裏話)はまた別記事にするとして、この3本の企画を通じて感じたことを書きます。

<施策の目的と成果>
VTuberさんの施策はキットやキットグループの認知獲得を目的に、インターンシップは企業や業界への理解を得てもらい、学生さん自身のできることを思う存分表現してもらうことを目的にしました。
いずれも、それらの施策を通じて、キットグループのお客様(求職者さま)への向き合い方をメッセージとして込めたつもりです。
実際にイベントが応募の動機になり、ご入社までご縁が繋がった方がいます。私の役割は事業会社の採用目標達成に寄与することですので、非常に大きな嬉しさを感じました。

<実際の業務>
具体的な仕事も書いておきます。広報職の方はここが知りたいところかもしれませんね。
プレスリリース作成、イベント会場の制作、告知用ポスター制作、香盤表作成、台本作成、SNS告知、関係者(演者さん、クライアント、お客様)リレーション、LP企画、イベント出演、タイムキーパー、報告書作成etc…

ざっと書き出してみてこんなところでしょうか。色々やらせていただきましたね。
基本的には私と直属の上司の2人で広報/企画チームとなっていて、そこでイベント企画を作るところからスタートします。企画から振り返りまで全行程に関わらせてもらいました。
イベント会場の制作はメタバースの会場装飾やBGM設置などです。
キットグループはメタバース契約をしているので、社内外のイベントで活用をしています。この3つのイベントのうち、2つはメタバースを活用しています。そういえばオフラインの企画はありませんでしたね。2年目はリアルイベントも考えてもいいかもしれませんね。(でもMRYさんはバーチャルに生きているので大人の難しい問題が発生します。)

<振りかえり>
今思うとですね、私は1年前の入社日の午後。VTuberさん企画の打ち合わせに参加したんです。入社当日ですよ?入社当日というとのんびりPCの設定をするのが定石だと思っていました。
オンラインの向こう側に知らない方ばかり。これはVTuberさんの企画?今これは何の話をしてる?え?専門用語ばかりで何を話しているのか全然理解できない!・・・そんな状態で私の初めての業務がスタートしました。
その企画の半分は"今何をしてる?"状態でした。とにかく無我夢中でしたが、とても楽しかったですし刺激的なことばかりでした。
ただ、目的や着地点が分からないまま進み、分からないまま終わってしまったのは非常に大きな反省点だっだと感じています。これは、しっかりと確認をしなかった自分自身の反省点ですね。仕事の仕方も甘い部分が往々にしてあったと感じます。

その後の様々な企画や業務を通して、広報は成果や結果がすぐにリターンされないことを知りました。成果が実るまでに時間がかかること、当初想定していた着地点は良い意味で上振れもすること、いくつかの学びがありました。ただじっと待たなくてはならない時間を過ごすからこそ、この施策で何を実らせたいのかはきちんと設計し、落とし込んでおかなければならないですね。広報に限らず、仕事の基本でした。
1年目はその辺り、甘い部分があったなぁと反省です。
広報施策は終わった後に、じわりじわりとその影響範囲を広げ、影響深度を深めていきます。意外な反響があったりもします。
施策の設計がちゃんと準備されていれば、その後の事象を検証することができますね。そういったことも、1年目の学びでした。

そのほか

SNS運用とイベント企画以外では、採用業務の一部とレポート作成、パルスサーベイの実施、事業会社の人事/広報担当との協働作業などをしています。
キットグループは8社の会社から成り立っています。
組織体としては非常に大きい規模です。
広報の業務をするためには、各社とのリレーションが不可欠ですので
会議への参加や情報共有を通じて、まずは各社の人事、採用、広報担当者と関係を築くことをしてきた1年目でした。一緒にできることを少しずつ作り、2年目以降も引き続き良い関係を築いていきたいですね。

2年目の目標

7月に入り、私もキット2年目に突入しました。先日、上司へ個人の中期目標を提出したところです。広報としては、やりたいことがたくさんあります。
まず、Xはもっともっとアカウントを大きく育てたい。フォロワーさんは500名を突破したいですね。
そして、MRYさんをアイコンとしてもっと上手に目立たせてあげたいと思っています。それから、CSRを果たす一つの姿として、スポーツ領域とのリレーションおよび協同もしたいと考えています。他にはメタバースの活用も幅を広げ、インターンシップも去年を上回るインパクトを残したい。

あとは、"MRYに預けたら一番いい形でプロモーションしてくれる。"
そういう期待を込めて、社内から色々な情報を預けてもらえる存在になりたいですね。私は"言葉で人を動かしたい"と思っています。
決して上手ではないけれど、誰かの感情が揺れるような言葉を残していきたいと思います。それは文章でも、自分の音声でも。

おわりに。MRYのよき理解者のみなさまへ

どうしてもお伝えしたいことがあります。
MRYという女性が世の中に誕生してから、来月8月16日で1年になります。
約1年。Xで発信を続ける中で、MRYさん、MRYさんと呼んでいただく回数が増えました。いつも2次元の表情で動くこともないMRYに対し、優しく呼びかけ続けてくださったみなさまに心からありがとうとお伝えしたいです。
MRYはほとんど文章での会話でしたが、確かにみなさまとコミュニケーションを取ってきました。バーチャルではありますが、心の通ったコミュニケーションであったと確かに感じています。改めて1年間ありがとうございました。これからも引き続き、MRYの仲間でいてください。

さて。
そろそろ5000文字です。ここまで長々と読んでくださりありがとうございます。ここまで読んでいただき「ここは広報ナレッジを得る場所ではないな」と感じたあなた様はそれで正解です。スイカを齧りながら斜め読みをする場所です。こんな感じの投稿を引き続きおこなっていきますので、よろしければまた遊びにきてください。

良かったらXを間違えて踏んでみてくださいね。
キットX:https://twitter.com/QitRecruit







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