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あなたは何タイプ?スポーツで例える「思考⇄発話」のスタイル

仕事をしてると、色んなタイプの人がいるなーって思うことがあって、打ち合わせとかその場でバシバシ、リアルタイムで思考⇔整理⇔発話のサイクルを回せちゃう人や、一方であんまり発言はしないんだけど、じーっくり深く考えてて、あとから尋ねると「なるほど!」と思うようなアイディアが出てきたりする人。

もちろんどっちが素晴らしいとかではなく、タイプの違いなわけですが、私はいつもこういう「思考⇄発話」のスタイルを、スポーツに例えて分類して考えてます。

「野球とサッカー、どちらが優れているか?」というのがナンセンスであるように、「思考⇄発話」のパターンも人ぞれぞれ。たまに、タイプ[A]がタイプ[B]を攻撃したり、タイプ[X]がタイプ[Y]に引け目を感じちゃう、みたいなことがありますが、是非そこはスポーツマンシップに則り、お互いに尊厳と自尊心を抱きながら関係を築きたいものです。

というわけで、Strength Finder や16 personalities じゃないけど、何かしら「タイプ化」することで、人は自分や相手の特徴を個性としてポジティブに認めやすくなるんじゃないかと思い、一度分類してみることにしました。

「卓球」タイプ

● 頭の回転が速く、その場でバシバシ構造化して整理できちゃう切れ者
● 思考・発話の足腰強め
● 同じタイプ同士だと、圧巻のスピード(本人たちも気持ちが良い)
● 「決めるための会議」のファシリテーター向き
● ふわっとした球には瞬時にスマッシュを繰り出す傾向にあるので要注意

「アーチェリー」タイプ

● いつも安定していて、文字通り「的を射た」発言をしてくれる頼れる存在
● 臨機応変さには欠けるが、鋭い洞察力とヨミの深さには定評あり
● 同じタイプ同士だと会話が弾まないケースが多いので、組み合わせが重要
● 特に「卓球」タイプのような速いコミュニケーションの人とは補完関係にある

「ボウリング」タイプ

● 「アーチェリー」タイプと似ているが、もう少し柔軟性が高い
● 最初はど真ん中で攻め、残ったピンの状況を見て次の打ち手を考える臨機応変さがある
● 力と技のバランス型
● スプリットみたいな難易度高めの状況が、逆に燃えるぜって人が結構いる
● じっくり戦略練る系の仕事向きで、逆に斬新さや手数が必要な仕事は向かない

「サッカー」タイプ

● 視野が広く、大人数の会議を上手にまとめられるようなプロデューサー的存在
● パスの出し受けによって議論を前に進めていく
● 状況判断力に優れ、ゾーンを見つけるのが得意
● 必要に応じて独りでドリブルしていくこともやぶさかではない
● ワークショップなどのファシリテーター向き

「バレーボール」タイプ

● 丁寧なコミュニケーションで、どんなボールでも拾ってくれる
● それでいて、こちらに渡すボールはちょうど良い位置にしてくれる
● たまにアタックも繰り出す
● 5人以上の会議に1人は欲しい
● ただし戦略性や決断力には欠ける

「ラージヒル(スキージャンプ)」タイプ

● 普通の人には思いつかない、斬新で大きなアイディアを思いつく人
● 深くしゃがんで考え、アイディアを高く飛ばし、正しく着地させる
● 勇猛果敢なロマン主義者
● ビジョンづくり、構想、コピーライティングなどとの相性よし
● 一本鎗なところが扱いづらいこともあるが、そこはアイディアの鋭さとトレードオフ

「カーリング」タイプ

● 常に冷静かつ中立的な立場で、全体のバランスをとってくれる存在
● メンバーとの合議/合意をベースに進路を見極める
● パズルのように最適解を見つけていくプロセスが好き
● 恒温かつ体温低めで、テンションが上がりすぎることも下がりすぎることもない
● 周囲への過度な期待も阻害もない

「野球」タイプ

● 卓球ほど俊敏で、サッカーほど臨機応変ではないが、絶妙な選球眼の持ち主
● 空気読み力が高く、状況把握して的確なアウトプットをくれる
● 基本的には個人プレーだが、その延長でチームアップすることは好き
● ストライクゾーンが明確で、攻めるときと守るときがはっきり分かれる
● 打席を用意し、お膳立てするとさらに輝く

「相撲」タイプ

● 何事も前向きに体当たり、インプットもアウトプットもポジティブ思考
● 「バレー」タイプのように自分から拾いに行くというよりは、来たもの拒まない懐の広さが特徴
● 一度任されたら、圧倒的なオーナーシップを発揮する
● がっぷり四つなスタイルが少しむさくるしいこともあるが、憎めず慕われる存在

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疲れたのでこの辺でおしまいですが、考えればまだまだ出てきそうで面白い。

よいサービスを設計するためのヒントについて書いています。