見出し画像

映画『嘘を愛する女』レビュー

こんにちは、就職活動に専念したいと嘘をついてスーパーのバイトを一週間休むことにしました。このままフェードアウトしたい所存です。

13本目の映画は2018年公開の『嘘を愛する女』です。

画像1

長澤まさみと高橋一生がカップル役、、、、眼福でしたありがとうございます

あらすじとネタバレ

うーマンオブザイヤーを受賞するレベルのキャリアウーマンである由加利は、母に交際5年目の彼氏桔平を紹介しようとします。しかし当日桔平は約束の場所に現れませんでした。怒って家に帰る由加利、インターホンが鳴り桔平だと思ってドアを開けるとそこには警察が立っていました。桔平がクモ膜下出血で病院に運ばれたためでした。病院に同行し、ベッドで眠っているのが桔平であると確認した由加利に、警察は桔平の身分証明書が全て偽装されたものであると話します。

結婚詐欺だろうと言われた由加利でしたが桔平の素性が気になり、親友の親戚である探偵の海原に調査の依頼をします。

調べているうちに桔平が隠れて書いていた原稿用紙700枚相当のかきかけの小説が出てきます。内容は父、母、息子の3人家族が瀬戸内で幸せに暮らすというものです。これを見た由加利と海原は瀬戸内に向かいます。そして最終的に、桔平は以前瀬戸内に住んでおり、妻と娘の3人で暮らしていたことが判明します。娘を事故で、妻を自殺でなくした桔平は名前を変え、東京で生活していたときに由香利と出会ったのでした。

小説で妻と息子の3人家族を描いていたのは、以前由加利が男の子が欲しいと言ったことからきており、妻の特徴である耳の後ろのホクロは由加利のものでした。小説は以前の桔平の持っていた家庭ではなく、由加利と新たに築こうとしていた家庭を描いたものだったのです。

数ヶ月して桔平が目覚めたところで映画は終わります。

実際にあった事件が題材

この映画、1991年11月4日に朝日新聞に載った記事から着想を得ているそうです。

50歳で病死した男の内縁の妻(交際5年目)が、身分証などが全て偽装されたものであることに気づき身元を調べているという内容でした。

事件のその後ですが、20年近くその男性を探していたもう1人の妻が見つかったそうです。出張といって家を出て言ったきり消息不明だったそうです。

また2人目の妻と出会うまでの間に15年の空白期間があるそうで、なんだかホラーめいてますよね。

感想

小説が実は自分と、まだ妊娠もしていない息子との過程を描いたものだったと知り病院へ駆け戻った由加利は、以後桔平を頻繁に見舞い彼が目を覚ますのを待ちます。


すごく個人的な考えなので書かないほうがいいのかもしれませんが、一応レビュー記事ですし、書きますね。この映画好きな人には申し訳ないのですが

もし自分の恋人が身分を偽装していて、しかも自分とまだ妊娠してもいない子供とのハッピー小説を書いていたら(しかも原稿用紙700枚という量だったら)確実に引いてますし、その場で縁を切っちゃうかも。ちょっと気持ち悪くないですか?

妻と娘を亡くした後に名前を変えて東京に行く意味もよくわかりませんでした。貝原は『東京で死ぬつもりだったのではないか』と言っていましたが、その東京で新しい彼女作ってどうすんだよという話。小説書くほど好きなら五年も経つ前に打ち明けるべきでしたしね。

ということで私の中では出ていた俳優は豪華でしたが中身が残念な映画になってしまいました。納得いかないので寝る前にもう一本観ようと思います。それでは再见


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?