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読みやすさの秘訣は文章もプログラミングも同じ

プログラミングではよく「読みやすさ」が問題になります。
読みやすいプログラムほど実行内容を理解しやすく、バグ防止や開発速度向上に繋がるので、多くのプログラマが可読性の向上に汗水を流しているのです。

そしてたまたま読んだこの記事。凄くいい記事でした。Unity勉強にも他のことにも。

https://learning.unity3d.jp/7224/

色んな思想があるとは思いますが、このスライドにおいて自分が考えている素直で読みやすいコードとは、
「同じ抽象レベルの状態の制御が同じ場所で行われている」こと。

同じ抽象レベルとは、画面であれば「タイトル画面」「インゲーム画面」「リザルト画面」、
キャラクターであれば「歩いている」「攻撃している」などが同じ抽象レベルと言えます。

同じ抽象レベルの状態の制御が同じ場所で行われていると、状態の流れが上から下に素直に読めるようになります。
ゲームじゃなければごく当たり前のことですが、ゲームではフレーム単位で処理を行わないといけないので意外と難しいんですよね。

きゅぶんず - 『async/await,disposableを使って素直で読みやすいコードを書く』

非プログラマには少し難しい話が書いてありますが、要するに同じ内容が同じエリアに存在していて、上から下に素直に読めるのが「読みやすい」、と定義しているのです。

これを読んでハッとしました。改めてプログラムの読みやすさを言語化されると、プログラムを読みやすくするための方針がはっきりと見え、その後の記事の内容が入ってきやすかったのです。

そしてこれ、文章にも応用できるのでは、というより文章そのものなのではないかと思いました。

すなわち文章も『同じ内容が同じエリアに存在していて、上から下に素直に読めるのが「読みやすい」』のではないかと…

いやそうだろ

なるほど確かに非常に当たり前のことを言っているのかもしれません私は。ですが実際にこれが出来ていない文章は世の中に五万とあるでしょう。
事実、かく言う私も1つ前の記事を見直してみればやっているではありませんか、それっぽいことを…。

思った通りの画像を出すのは難しい
想定通りの画像を出すには技量が必要です。
(中略)
なんだかんだでプロンプト作成にもそれなりに技術が要る

プロンプト作成は難しいです。絵師各位がイラストの研究をしてきた労力とこれとを比較するのはご法度なレベルですが、ある程度の技術を要するレベルではあると思います。少なくとも1日で体得できるような代物ではありません。

Qemelly - 『NovelAIは難しい / AI利用者はどうあるべきか』

2トピック作ったように見せてなんだか似た内容。いっそ2つを統合して「プロンプト作成は難しい」とでも出来そうな文章を、要らない創意で小難しくさせる。分かりやすい改善点です…。

基礎こそが肝要だとは人類史において口酸っぱく言われてきたことです。ですが、これが文章の基礎だ!と説明された人って、どれくらいいるのでしょうか。
そもそも文章なんて今までさんざ書いてきたから誰でもできると勝手に思っているのではないでしょうか。私は若干思っていました。反省します。

こういった「基礎と言う概念に気づくことさえなかった行為」って世の中に沢山あるはずです。食事の基礎・歩行の基礎・掃除の基礎とかの日常的な行為で攻めてもいっぱい見つかりますし、自分がまあまあ上手くなったと思い込んでいるものとかは案外基礎が緩んでいたりしますよな。
この辺をトピックにnoteを書いても面白そうです。

結論

  • 文章もプログラムも、同じ内容が同じエリアに存在していて、上から下に素直に読めるのが「読みやすい」

  • 文章も基礎こそが肝要

  • 「基礎とかあんの?」な分野が見つかれば調べてみるいい機会かも(気にしすぎ注意)

こんなことをふとUnityの勉強中に思いつくわけだから、私もまだ捨てたもんじゃないでしょう…。



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