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読書録

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柳流水の読書録です。
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#スーフィズム

【読書録】シャイフ・ハーレド・ベントゥネス『スーフィズム イスラムの心』6(終)

 本編の最後の箇所である。この後、先代か何かの詩何篇かと、訳者のあとがきがあって、この本は終わる。
 結構長い時間かけて読んできて、この言葉が来たので、表面的に捉えてしまって、何だかがっくりしてしまった。
 ただ読むことには、価値がないのだろうか。
 さすがに、そこに含意されていることがわからないではない。このあとには、この書を読んだことによって、具体的な行動、実践に駆られるのでなければ、本書は意

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【読書録】シャイフ・ハーレド・ベントゥネス『スーフィズム イスラムの心』5くらい

 これは今度は、知ってる人は知ってるかもしれないが、GNUという、フリーソフトウェアのセットの命名法と似ている、ちょっと違うかもしれないが、朗唱の中の文言に、同心円的な光景を持ち込んでいる所は似ている。これって、実は先ほどの、垂直性と水平性、右と左のある空間、四つの象限に区切られる平面的思考、スピード感をもってどこかに進化しようとする矢印のような秩序に歯向かう、円環的時間の構成要因なのではないか?

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【読書録】シャイフ・ハーレド・ベントゥネス『スーフィズム イスラムの心』4くらい

 バーというのは、アラビア語で二文字目に当たり、最初のアリフ「ا」は縦線で、バー「ب」が横線であり、外からの簡単な言葉で説明すれば、男と女、水平と垂直のような、二元論的な象徴であるという、中島みゆきの「糸」である、まさに、本当に男女がそれぞれの役割をもって存在して、敷布を構成するといったような含意があるらしい。
 引用箇所は、神の御名において、という、仏教でいう何妙法蓮華経のような最初の文句の中に

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【読書録】シャイフ・ハーレド・ベントゥネス『スーフィズム イスラムの心』3くらい

 バラバラに触れて来たのでナンバリングがどの辺になるのかわからないので、だいたい三回目とする。

 語気が強いんじゃ。ベルクソン涙目。
 全てを、時間における点と線の関係、直接的な時間というものの考え難さに人生を費やしてきたと言ってもいい、ベルクソンの思想の、あるいはその先駆者たちの真っ向からの否定と見ていい。たぶん、どちらも正面からこの点において相手を反駁するために話そうとか、どちらが真実か言い

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【読書録】まるで友達の家に遊びに行ったらだんだんその友達の厄介な性格が見えてきた時のよう

 スーフィズムの、現在の教祖である、シャイフ・ハーレド・ベントゥネスの著書『スーフィズム イスラムの心』の続きを読んでいる。
 読み進めるごとに、手放しに称賛することが、だんだんためらわれてきた。

 コーランの世界の中では、ムハンマドは最初の預言者なのではなく、最後の預言者であるとされ、イエスやモーセは、コーランの中でも偉大な預言者のうちの一人であると数えられている。
 簡単な理解だが、イスラム

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