ストレスは全否定されるべきものか?
どーも!黒田祐加です。元アスリート、現在はテニスコーチや大会を作る仕事をしています。
現代社会で悪とされているストレスについてのお話
今回のテーマで参考にした文献はこちら↓
この本めちゃくちゃおもしろいです。私が好きな分野「脳」の本で、ストレスのチャプターを参考にさせてもらいました。これは皆さん知っておいたほうがいい内容です。他のチャプターも学びがあるので、今後noteに書いていきますね!
適切なストレスは集中力・論理的思考力・記憶力を高める
え?っと思う方もいると思いますが、どうやらそうらしいです。しかし、これには条件があります。
自分がやりたいこと、やろうとしている状態を前提として、やらなければならないタスクから受けているストレス反応であるならば、私たちの注意力や記憶定着効率は高まりやすい 引用 ブレイブドレイン/青砥瑞人著
ということは、自分の頭の中で自分がやりたいことや、やろうとしていることを整理しておくことが必要となります。自分のやりたいことってなんだっけ?という状態では適切なストレスではないということです。
過剰なストレスは頭を真っ白にする
過剰なストレスとは心理的に安全状態ではない状態に陥っていることで、「考えている場合ではない、戦え、逃げろ」という脳のモードに切り替えるそうです。
脳が働かなくなると正しい判断ができなくなります。この本では、オレオレ詐欺の被害に遭うときを例にあげていました。まさか自分がオレオレ詐欺に遭うはずがないと思っている方が冷静な判断ができずに被害に遭う。
これは人に伝える側(私たちコーチ陣)にも知っておく必要があることで、心理的安全状態でなければ、プレーヤーは思考を停止してしまうので何も学びにならないということです。烈火のごとく怒る上司や指導者、先生、親御さん、伝えたいことはわかりますが、怒るエネルギーを心理的安全状態を作って伝えることのほうが重要となります。
根拠は脳や神経科学
これらのことは脳の仕組みがそうさせているのです。根拠が脳のメカニズムということです。脳や神経科学の研究は日進月歩です。10年前の常識はすでに非常識になっています。ストレスはすべて悪ではないこと、適切なストレスはプラスに生じるということを知っておいてほしいです。
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