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無知の知

どーも!黒田祐加です。元アスリート、現在はテニスコーチや大会を作る仕事をしています。
先日、インスタグラムでも紹介した本がやっぱり奥が深いし、ぜひ読んでもらいたいので紹介します。
伊坂幸太郎 「逆ソクラテス」

哲学者の父ソクラテスとは「無知の知」という考えが基本です。
無知であることを知っていることが重要である

テニス界ではよく知られているリチャードショーンボーン氏も
「私が知っているのは、私には知らないことがあるということだ」と本に書いていました。

逆ソクラテスとは

勝手な決めつけや先入観で物事の良し悪しをジャッジする人間のこと。
本は小学生時代が舞台なので、逆ソクラテスという存在は先生で描かれています。しかし、テニスコーチも逆ソクラテスの存在になりやすい傾向はあると思います。試合を見て良し悪しをジャッジする
先入観で試合の心境を勝手に解釈する
コーチが評論家になってはいけないですが、人間は引っ張られる生き物です。
まだまだ知らないことがあるからこそ、学びを止めない。これがコーチという職業だと考えます。

結果が出た後、今から何をするか

インターハイ県予選、全国選抜大会等、春の大きな大会が終わり、実力が結果という形で白黒ハッキリしてきました。コーチの仕事はここからです。フィードバックと質問。これに尽きると私も考えます。技術指導だけで選手は勝ち上がれません。ここからどう次の試合に向けて取り組むのか、取り組む方向性が修正が必要な場合は修正し、生活リズムのデザインを再設計する良いきっかけになります。
このままやり続けること、やめること、新たに取り入れること
選手にたくさん質問を投げかけ、深く考える機会を作り、選手が行動することを手助けする。そんなことがコーチの仕事であり、逆ソクラテスなコーチにならない秘訣だと考えます。


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