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スポーツを頑張るジュニアアスリートたちへ

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ジュニアアスリートたちに向けた考え方を書いたnote記事をまとめたマガジン
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#コーチング

ジュニアたちにマネジメントさせる取り組み

昨日は20面のテニスコートにジュニア総勢60人以上の選手たちが集まってわちゃわちゃ試合をするという企画をしました。 今回の練習試合は来週の地域大会に向けての調整という目的もありましたが、ジュニアたち同士で誰とどこのコートで試合するかというマネージメントもさせました。 目的は2つあり、1つは選手同士でコミュニケーションをとってほしいこと、もうひとつはわたしたちが選手の視察をしたかったからです。 選手同士のコミュニケーションとは誰とどこでやるのか、約束しないと成立しないため

ナショナルU14合宿 2日目 〜どんなことやっているのか〜

2日目は最高気温20℃でとてもいい天気。 突風さえ吹かなきゃ最高のテニス日和。 さて、ナショナルの合宿ではどんなことやっているのか??といいいますと・・・。 練習開始の2時間前に朝食です。 9時開始なので7時に食事 8時半に移動して9時からコートに行きます。(現在は春の大会前なのでランニングなどはなし) コートに入る前に大事なのはコンディショニングチェック。 検温と筋肉痛や体調の変化がないか各選手に質問します。 怪我している選手はテーピングなど・・・。 オン

自己分析力をあげること

先週末に部活動の顧問の先生に向けての講習会がありました。そこでわたしがお伝えしたことは2つ!! 1つはインテグリティ2つめはスタッツから考える練習方法1つめのインテグリティ。指導者なら知らなきゃダメな領域の話。でも現在多くの指導者がこの言葉を知りません。こちらは現在スポーツ界で取り沙汰されている多くの問題に直結する内容なので、また後日詳しく書いていきたいと思います。 2つめのスタッツ(統計)から考える練習方法とは、スタッツをよく読み解くことから得られることが多いという話。

先輩に質問するということ

少し先をいく、憧れの先輩はだれでもいると思います。 わたしもジュニアのとき、全国大会で上位にいる年上のお姉さんに憧れをいだいていました。 そんな憧れの先輩にみんなは質問したりしていますか? 質問するということは・・・ 自分の知りたい欲求が溢れていることです。 「積極的に質問しろよ〜」 とコーチたちは言いますが、言われても簡単に質問はできません。 だってホントに答えを知りたいと思わなければ、質問する意味がないからです。 じゃ、質問できる選手と質問できない選手の差

銀メダリストからのメッセージ

とあるオンラインの講習でバンクーバーオリンピック銀メダリストの長島圭一郎さんと雑談する機会がありました。 その時のテーマは「レジリエンス」 レジリエンスとは回復力・適応力スポーツ選手だけでなく人生生きていると良いことも悪いこともある中で、レジリエンスが高い人ほど立ち直りが早いということがあります。 レジリエンスが高い人は「痛い経験から意味を学ぶ」ことがとても上手にできています。 長島さんの「痛い経験」とはバンクーバーオリンピックの前のトリノオリンピックに出場。ナメてい

身体を動かすだけが練習じゃない

どうも! さて、みなさんはオンコートだけが練習だと思い込んでいませんか? テニスだと打った数と比例して上達する、 サッカーだとボールを蹴った数と比例してうまくなる、 それは初心者から初中級レベルまでの話になります。 そこから先の伸びしろは打っていないとき、蹴っていないときの時間をどれだけ その競技のことを考えているのかが重要になります。 具体的には何から始めればいいのかというと・・・ みなさんは毎日ノートに日記を書き込んでいますか?そこには何を書いていますか?

スポーツは算数と国語

どーも! 今日は身体を動かすだけが上達への道じゃないよってお話です。 スポーツは身体を動かすことが大好きな子が夢中になりやすいですが、実は算数と国語もとても大事になります。 なぜかというと、算数は数字が読めて分析できなければいけないから。 そして国語は自分が考えていることや、感触や表現しようとしていることをコーチや親御さんに言葉にして伝えなければいけないから。 例えば陸上や水泳はタイムで評価されるスポーツだから、タイムがどれくらいの差なのかを知っていないといけない。

レジリエンスの高い人

どーも! 今日は「逆境につよい人ってどんな人」ってお話 昨日、池江璃花子選手の快挙が取り上げれられていました。 池江選手のすごいは何か?池江選手は、白血病という大きな病気を患いました。 ・この病気を受け入れて戦うこともすごい! ・この病気から勝負の世界に挑戦するという決断をすることもすごい!! ・オリンピック日本代表に内定する結果を残すこともすごい!!! 池江選手だからできたことなのか?池江選手が特別な人間だからできた神業だと考えてはいけないです・・・。 上の

ことばを定義化すること

どーも! 今日は「自分自身でことばの辞書をつくるといいよ」ってお話。 みなさんは「がんばる」ということばをどのように定義していますか?要するに、みなさんの中で「がんばるってなに?」ってことです。 わたしは「がんばる」=習慣化することだと定義しています。だから他の人のがんばるは違う意味になったりします。 <例>がんばる=努力・継続、Good Luck、成果を出す 身近に使っていることばの単語を定義をしておくこと、そしてその定義を相手と共有ておくととてもスムーズに理解し

意識高くするってどういうこと?

どーも!黒田祐加です。元テニス選手でいまはテニスコーチやテニスの国際大会を作る仕事をしています。 今日は「意識するってことの言語化」のお話。 昨日は久しぶりにU15強化練に行ってきました。わたしは2ヶ月ぶりの参加かな・・・? そこでコーチが「意識高くして」という言葉を何度も言っていました。 意識高くって具体的にどういうことなのか?私なりの言語化と解説していきたいと思います。 意識するということはアンテナを立てること意識する=アンテナをたてるという方程式です。 アン

テニスの会話に正解はない

どーも!黒田祐加です。元アスリート、現在はテニスの大会を作る仕事をしています。 今日は頭の回転が早い選手が陥る話題です。 先日の強化練習会でダウンザラインへのカウンターショットの練習をしました。そこで2球連続でコートに入った選手から終了というルールを設けました。 その中で質問をしました。 「5-5 40-40でもこのショットをエースを狙いにいきますか?」4人のうち2人は狙いにいかない、安全なクロスを選択する。彼らの言い分は勝つためにはここでエースは必要ないから。1球で

ストレスは全否定されるべきものか?

どーも!黒田祐加です。元アスリート、現在はテニスコーチや大会を作る仕事をしています。 現代社会で悪とされているストレスについてのお話 今回のテーマで参考にした文献はこちら↓ この本めちゃくちゃおもしろいです。私が好きな分野「脳」の本で、ストレスのチャプターを参考にさせてもらいました。これは皆さん知っておいたほうがいい内容です。他のチャプターも学びがあるので、今後noteに書いていきますね! 適切なストレスは集中力・論理的思考力・記憶力を高めるえ?っと思う方もいると思い

なんとなく違うを大切にする

どーも!黒田祐加です。元アスリート、現在はテニスコーチや大会を作る仕事をしています。「あやふやではっきりしていない事柄でも実は大切にすると成長が加速できるよ。」というお話。 昨日、小学5年生の女の子がラケットを選ぶのに悩んでいるので相談にのってほしいとのことで話を聞きました。彼女はボールが飛びすぎてしまうから、もう少しコートに入るようなラケットを選択したいようでした。 ラケット選びとは、なんとなくこれがいいっ!というものの典型です。違いに敏感になる必要があります。それは本

自分の身体は一生取り替えのきかないもの

どーも!黒田祐加です。元アスリート、現在はテニスコーチや大会を作る仕事をしています。今日は「身体は大切だよ」という当たり前の話だけど、忘れがちだから口を酸っぱくして伝えたいことです。 フィジカルトレーニングってなんのためにやるのか?選手自身がなんのためにトレーニングが重要なのか、理解することが大切です。テニスの場合はフィジカルを鍛えるだけでパフォーマンスが20〜25%上がると言われています。プロの選手たちはそれをよく知っているので、フィジカルトレーニングをしないという選択肢