無音での凄さ
車内で目を引く
電車に乗っている間、車両内のディスプレイには、企業などの広告が繰り返し流れている。
しかもそれは音声が聴こえることはなく、台詞には字幕がついて流されている。
何気にそれを観ていて、思わず見入っている広告がある。
なんだか他とは違うPanasonicのCM
それは綾瀬はるかさんの出演するPanasonicの広告です。
冷蔵庫、テレビ、洗濯機など様々な種類があるのですが、音声が届かない状況でなぜ惹きつけられるのか?その理由を考えてみました。
まず初めに撮影機材などが映り込み、スタジオの雰囲気が伝えられる。この段階で一般的な他の広告動画とは異質な状況に連れ込まれる。
また企業の担当者らしき方が隣に立っており、対話というか綾瀬さんから確認、同意を求めるやりとりが入っている。
洗濯機の広告では生乾きのタオルが臭うことを、鼻先までそれを近づけて、「臭うわね… このタオル…」と、女優らしからぬ変顔にてその臭さを表現している。
冷蔵庫の広告では、便利になった冷蔵庫庫内を紹介するのに、戦隊モノのポーズかのような身振りで冷蔵庫のドアを指し示す。
冷凍後の野菜を使ったお味噌汁を食べるシーンで美味しさが損なわれていないことを伝える際も
表情が豊かで動きも大きくメッセージが強く伝わってくる。
キッコーマンでも魅せる
また同様の車内広告には、同じく綾瀬はるかさんが出演するキッコーマンの広告もある。
こちらはPanasonicのものと比べいささかおとなしめで優等生的ですが
そこはやはり綾瀬さん、仕草、表情にかなりの表現力があります。
それによって鍋用の「だし」の美味しさが伝わってくる。
むしろ上がるイメージ
不思議というか素晴らしいのは、女優としてのキャラクターの好感度が下がるようではなく、爽やかさは失われていないこと。
もともとドラマ以外のトークなどで披露されていたコミカルな面や天然っぽいところが既に受容されていた背景もあるだろうけれども、ここまでやり遂げられる方はなかなかいないのではないだろうか。
これが無音で繰り返し流れてくる。
企業広告としては、インパクトを与えられており、非常に効果が大きく大成功しているのではないかと思います。
しかしながらとにもかくにも
見る度に彼女の能力の高さに驚かされます。
おわりに
子供の頃からCMがなぜか好きでした。十数秒から数十秒の間に凝縮された内容が魅了していたのでしょう。子供の頃はオモチャのCM。そしてお菓子など。
テレビをほとんど観なくなり、観ても録画したドラマなどはCMは飛ばしてしまうので、いまや電車内が唯一CMを観る場になっています。
本記事で紹介した動画がYouTubeにありましたので、リンクを貼ってみました。
おしまい
最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。