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楽園の果実【pirokichi水族館】

世の中はまだまだ知らないことに満ち満ちていて知れることがあると思うと愉しくもあります。

先日紹介しましたアクアリウムのミナミヌマエビですが、ほとんど姿を見せないのでもしや早くもいなくなってしまったのか?と不安がよぎりましたが、捜すとヒーター内の狭い隙間に潜んでいることがわかりました。

何故隠れているのかと考えてみると、隠れ家としては水槽内でヒーター内が最適だったのでしょう。逆にいうと他に隠れ家が無かった…。

それだけ他の魚の存在がストレスになっているのか、先日素焼きの立方体のシェルター(下写真参照)を隠れ家にと置いてみたのですが、あまりお気に召さない様子です。

結果から考えると、魚はシェルターの中に入らないものの頭くらいは突っ込める種もいるので、そういった魚の存在により、エビが安心してシェルター内に入ることが出来なくなっている理由なのではないか、と考えました。

そこで何か他にエビのQOLを高められる方法はないかと調べておりましたら、面白いものをみつけました。

下の写真のものです。

なんだか公園や道端で見かけたことがありますよね。

これ「フウの実」というそうです。

この多孔質な構造の穴にエビの稚魚が入ったり出来るので、エビの棲家のなってくれるようです。

さらには水槽内の水のpHを下げ、エビにとって安定した水質に調整してくれるという優れものらしいのです。

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上記写真は下記サイトより引用したものです。

このようにネットで多数のサイトやフリマサイトなどでも販売されています。

もとはモミジバフウというフウ科フウ属の木の実だそうです。

早速投入してみました。こちらのフウの実は、煮沸消毒して乾燥させたものになります。

あれほど外に姿を現さなかったエビが外に出てきて、しっかりとフウの実にしがみついています!!

わかりますでしょうか?写真の左側です。

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今度こそミナミヌマエビにとって住み心地の良い、安心して闊歩出来るような、そんなアクアリウムにしたい。なって欲しい。

そう願いながら、エビの楽園づくりを目指している、ちいさなアクアリウム園長でした。

またその後のアクアリウムの近況を報告します。



今夜はこの辺で。


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