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今こそ中森明菜を聴く〜そしてプロローグへ〜

あややこと松浦亜弥さんのCMへの出演に沸いたこの頃ですが

一世を風靡したのは、あややだけでなく、その前の世代に遡って歌で魅了した方の1人に中森明菜さんがいます。

おそらく朝のラジオで流れたのがきっかけとなったのでしょうか「中森明菜をちゃんと聴いたことなかったな、聴いてみよう」と思い立ちました。

そんなときAmazonミュージックは大変便利です。unlimitedでないと聴くことが出来ない楽曲も多くありますが、幸い中森明菜さんは聴くことが可能でした。

早速、網羅的に概略を知るためにまずは『中森明菜シングルス27 1982-1991』をダウンロードしてみました。

震えました。

そして楽曲による歌い方の変遷が興味深い。

『スローモーション』

のっけからやられました!

「これ、中森明菜さんだったのか⁉︎」

とあらためて気付かされ、この透明感のある真っ直ぐな歌い方に、これまで私の脳内に形成された『中森明菜像』は完全に崩れ去りました。

『少女A』

こちらで様相はガラッと変わります。

艶っぽい声でドキリとさせられる歌唱と歌詞で、当時の少年少女を匿名報道する状況や『反社会性』がコンセプトで書かれたといいますが、かなり挑戦的なリリースであったことと思います。

匿名報道については、いまや逆の潮流となっていることに時代の変化を感じます。

『北ウイング』

『ザ・歌謡曲』というようなイントロから始まります。
こちらはかつての成田空港の北ウイングが舞台となっていおり、旅情を誘います。

『飾りじゃないのよ涙は』

ご存知、名曲。とにかく疾走感がカッコいい。
尖ってますね。

数々の方によって歌われていますが、最近ではKing Gnuによってカヴァーされており、こちらも素晴らしい。あらためて原曲のクオリティの高さが示されていると思います。


その後ファーストアルバムである『プロローグ〈序章〉』をダウンロードしました。

『あなたのポートレート』

音楽の細かい構成などはわかりませんが、単純にこの曲の歌い出し『軽くウェーブしてる』の部分で、個人的には音がどこへ向かうのかという不安感が募るメロディが気になりました。

しかしこの微妙なメロディを歌いこなすのは難しいのだろうと思います。

この『あなたのポートレート』についてはある論争が存在していることも知りました。

ファーストシングル選考の際に、前述の『スローモーション』と争い、

さらにセカンドシングルで『少女A』と争った経緯があり、

どちらも落選して、シングルとして世に出ることはなかった事実があります。

この事実に対して、

もし、『あなたのポートレート』がファーストシングル、あるいはセカンドシングルとして世に出ていた場合、その後の中森明菜はどのようになっていたのか?

というタラレバ論が存在していたことを知りました。

このような話題が今尚出現することからも、いかに中森明菜さんが多くの人を魅了してきたかが窺えます。


おわりに

実はこの記事は、先月より書き始め下書きでちょこちょこ書き綴っておりました。

本当は他の楽曲についても触れたいと当初思っていたのですが、今朝のラジオで『北ウイング』が流れておりました。

歌の舞台、成田空港が1978年5月20日、つまり44年前の今日開港したことにちなんだ選曲でした。

それならば、この中森明菜さんの記事も今日が公開日がよかろうということに決めました。

また折を見て追記できたらと思います。

おしまい

最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。