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なんで視覚・嗅覚は測るのに味覚や嗅覚は計らないのだろう

彼女は味音痴を自称している。
実際そうだと思っている。
僕が作った料理に「味がしない」とハチャメチャに塩コショウをかけられることも珍しくないし、その度に少し凹む。

一方僕はそれなりに味覚は優れている方だと思う。他の人が気付かない隠し味とかに気付けたりする。

でも、あくまで勝手に自分でそう思っているだけだ。だって、味覚の鋭さなんて測ったことないし…。

ここで、何故視力や聴力は身体測定で頻繁に測るのに味覚や嗅覚を測る機会がないのだろうと疑問に思う。

まぁ正直、目や耳を優先的に測る理由は分かる。それらが本質的な原因となって、他人に危害を与えることが考えられるからだ。例えば車の運転中などに歩行者が見えなかったり、救急車の音が聞こえなかったりしたら大変だ。

それに比べて、味覚や嗅覚が劣っていることが原因で他の人に迷惑をかけることってあまりない。あるとすれば、『毒見役が、仕込まれた毒に気付かずに主人を死なせてしまったりする場合』くらいだろうか。

要するに、味覚や嗅覚が劣っているのって、他人にとってどうでも良いことなのだ。ゆえに測る必要がないのだろう。

とは言ったって、もう少し気軽に測れる機会があっても良くない?とは思ってしまう。食事って生活を送る上で何度も訪れる重要なプロセスだ。その楽しみに関する感覚が劣っているのは、結構辛いことなんじゃあないかと思う。

まぁ、本人が気付かなければそれで良いのかな。よく分かんないけども、視力2.0の人が持て囃されるように、味力(?)2.0の人が凄がられる世界になったら面白いなーと思う。

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